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映画「遊星からの物体X」―J・カーペンターが仕掛ける究極の恐怖体験!
最初にお詫びいたします。
年始早々、このような不気味な雰囲気の映画のレビューをお届けして申し訳ありません。気になる方はお読みにならないでも結構です。
J・カーペンターが手がけた「遊星からの物体X」、一度見始めたら最後、あなたの心と体は固まります。
舞台は極寒の南極基地。孤立無援の閉ざされた空間が、不安を増幅させる!その中で突如発見される正体不明の「物体」…。冒頭から感じる不気味な静けさが、背筋をじわじわと凍らせるのです。
物語が進むにつれ、誰が「人間」なのかが分からなくなる展開には、思わず息を飲む緊張感。疑心暗鬼に陥るキャラクターたちの姿が、まるで観ている自分の精神を映し出しているような気さえします。登場人物たちが追い詰められる姿は、リアルで容赦ない!人間の本性と恐怖が剥き出しになる瞬間を目撃してください。
特筆すべきは、この映画の「物体X」の演出。CG全盛の今だからこそ、その手作業による特殊効果の不気味さが際立つ!ぐにゃりと変形するクリーチャーの姿に、目を背けたくなるのに、なぜか見入ってしまう自分がいる…。視覚だけでなく、音も恐怖を煽ります。耳をつんざくような不協和音と、静寂の中に響くわずかな物音が、あなたの心臓を鷲掴みに!
そして何より、この映画の恐ろしさは「目に見えないもの」への恐怖にある。誰が敵か分からない。自分すら信用できない状況の中で、人間はどう行動するのか?見終わった後も、このテーマが頭から離れませんでした。単なるSFやスリラーに留まらず、人間心理をえぐり出すこの物語。まさにカーペンターのスリラー演出の真骨頂!
この作品、決して心臓に優しくはありません。ただ、スリラー好き、ホラー好きの方なら絶対に後悔しない体験を約束します。椅子に釘付けになるか、その場から逃げ出したくなるか…。あなたの反応次第で、この映画の真価が問われるかも!?ぜひ挑戦してみてください!
めっちゃ怖いです。お覚悟を。
恐怖体験はこちらから↓↓↓。
カートラッセルが若くてかっこい。
実はリメイク。こちらはオリジナル版↓↓↓。
前日譚は30年経って製作されました↓↓↓↓。