時代を超えて見るべき映画「42~世界を変えた男~」
こんにちは。ムララボです。
本日も、大リーグの大物日本人選手の活躍がニュースになっていましたね。
今回ご案内する映画は、その日本人選手たちが活躍するあの「ドジャース」の話です。
厳密には、現在のロサンゼルス・ドジャースの前身で、北米大陸では正反対のニューヨークに本拠地があったころの「ドジャース」時代の初のアフリカ系大リーガー誕生の真実の物語です。
日本人選手が大リーグで活躍することができる今は、この初の大リーガーがデビューできたからかもしれません。
そして、当時の非難に立ち向かい、選手のその背中を押したのは、昔からあこがれの、あのハリソン・フォード様。
が、演じるブルックリン・ドジャースのブランチ・リッキー会長
映画「42~世界を変えた男~」は、ジャッキー・ロビンソンの実話をもとにした感動のスポーツドラマ。1947年、彼はメジャーリーグベースボールで初のアフリカ系アメリカ人選手としてデビューし、その勇気と決意がスポーツ界および社会全体に大きな影響を与えました。
物語のはじまり
映画は、1947年にブルックリン・ドジャースがジャッキー・ロビンソンを初の黒人選手として起用する決定を中心に展開します。彼が直面する人種差別や偏見、そしてそれを乗り越えていく姿が描かれています。最高に印象に残るのシーンは、敵対する観客や選手からの罵声に耐えながらも、冷静にプレーを続けるジャッキーの姿。このシーンは、彼の内面的な強さと忍耐力を象徴しており、鑑賞者の心に深くつきささります。
ジャッキーは奥さんと近所を歩いていると、見知らぬ白人のおじさんから、「一言いっとくが」と声をかけられます。ジャッキーは、妻を脇に寄せ警戒しますが、そのおじさん、「あんたの成功を願っている。才能のあるやつにはチャンスも公平に」と吐き捨てて自分の仕事に戻っていくのです。
わずか数秒間のセリフですが、映画のテーマを象徴するこのシーン、おじさんの私は、いっきに涙腺が緩みました。
史実をより魅力的にみせる見事な監督とスタッフの仕事
映像美やカメラワークもこの映画の魅力の一つです。野球場での試合シーンでは、選手たちの動きや観客の反応は、臨場感たっぷりです。音響効果やBGMも雰囲気を一層引き立てています。物語のテンポがよく、観客を引き込む力があり、これみなすべて、監督の見事な監督はじめスタッフたちの仕事ですね。
まさに、今こそみるべき映画「42~世界を変えた男~」です!
現在進行形の日本人選手の活躍
この映画が持つ特別な意味は、日本でも同様に感じられるかもしれません。1947年にジャッキー・ロビンソンがデビューを果たしたブルックリン・ドジャースは、1995年に日本の野茂英雄さんがメジャーリーグにデビューしたチームでもあります。野茂さんもまた、新たな文化の中で自分の道を切り開いた先駆者として、日本人選手にとっての道を切り拓いた存在です。
ジャッキー・ロビンソンの物語は、野球というスポーツを超え、異なる文化や背景を持つ人々がどのようにして壁を乗り越え、新しい歴史を作り上げるかを描いています。野茂さんの挑戦もまた、その一部として考えることができるでしょう。
野球ファンでなくてもご存知の方が多いかもしれませんが、毎年、大リーグではどのチームの選手も「42」の背番号をつけるそうです。そしてその背番号は今でも全球団共通の永久欠番だそうです。
今みるべき映画は、こちらからどうぞ!
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