長生きへのマーチ。ヌシnote。
閲覧ありがとうございます。
今日は、今年の8月で満18歳になり、美輪明宏さんとタメになる我が家の愛猫のヌシ(仮名)のコレアレを書いておこうと思います。
ヌシは、ラグドールという種類です。母親が、熱望して、うちに来ることになった猫さまです。
あの当時は、インターネット上だけのやり取りでブリーダーさんから、生き物を購入することができました。今は、絶対にフェイスtoフェイスでしか、生き物販売はできないようですね。
しかし、値段が、めちゃ高いと感じたのは、わたしだけでは無かったと思いますが、母親の「いざ、出陣いたす!」という燃える闘魂には、みんなが無口になりました。
わたしは、どちらかといったら、犬が飼いたかった。しかも、大型犬。しかも、ドーベルマン!
ドーベルが来たら、わたしが、朝に、夕方に、運動に連れていき、しつけもしたい!そう密かに緊急動議を発案したいと思っていましたが、まだ、働いてもなく、市町村に納税もしていない子供には、発言権はありませんでした。
ヌシが来た当日。母親は、ハイテンションでした。
タワーに、エサ皿に、ハウスに、クッションにと、
王子さまをお招きするような感じでした。とても、
楽しそうでした。
ヌシが到着して、キャリーの扉を開けました。
最初は、怖いだろうし、出てこないだろうと思って見ていたら、スルスルと出てきて、チョロチョロし始めました。喜ぶ母親。
「ヌシ(仮名)ちゃん♪!」
母親は、駆け寄り、ヌシを抱き上げました。
「キィエーーーー!!キィー!」
アマゾン奥地のまぼろしの猿みたいな声を出して、ヌシが暴れ、
びっくりした母親は床に戻しました。
「ケッ!」
という感じな顔をして、ヌシは、我が家の一階をキョロキョロ、チョロチョロと点検してまわり、自分のトイレなどを確認しましたが、構わずに観葉植物の裏で、おしっこをしました。
「あっ!ヌシちゃん、トイレはここ!」
母親は、ヌシをトイレに座らせましたが、「は?」という顔をしていました。
母親は、ヌシを王子さまのように、扱っていましたが、ヌシは、王子ではなく、将軍さまでした。
今も、天下の大将軍で、我が家を統一しています。
ヌシが喜んでくれるかなと、いろいろなおもちゃ、
シャカシャカするボールとか、レーザーポインタとか買ってきては、ヌシに挑みますが、ヌシが興味を示しても、一瞬で、あとは、スルーされてました。
しかし、ヌシは、スーパーの袋などには、クレイジーになり、気がすむまで、口に咥えて走り回っていました。それは、今も、変わりません。蛾や、蜘蛛、セミなどを発見した日などは、宝くじ高額当選したみたいに狂喜乱舞です。
母親は、ヌシが喜ぶと、自分も嬉しいので、ネットなどで調べてみては、猫が喜ぶポイントなどを
勉強していました。
しかし、ヌシが口を聞けるならば、絶対にこう発言すると、わたしは、思います。
シカト イズ ビューティフル!!
見ないふり最高~!
無視こそが、最高の
お・も・て・な・し!!
「構わないで、そっとしといてちょ!」と、最初から一貫して言うことだろうなと思います。
動物と暮らしている、暮らしたことのある方々は、よくお解りだと思いますが、生き物は、賢いです。
人間を見抜きます。
「こいつのエネルギーは俺より下位か、上位か」
犬ならば、不安定な心を持った人間は、すぐに見抜き、自分が上位だと吠えたり、命令を聞かなかったりという態度をとると、カリスマドッグトレーナーのシーザーミランさんが言ってました。
動物は、純粋だから、人間のうちなる感情をそのまま、吸いとってしまう。だから、接する人間は、いつも、穏やかで毅然とした心でいないとダメだと、
番組で、ダメ飼い主のアメリカ人に説教していました。
「この犬がダメなのではない。あなたの心がダメなんだ。」とか、言われた太鼓腹の男性は、ガーンという感じの顔をしていました。
うちのヌシは、ブリーダーさんからでしたが、
わたしが自分で飼うならば、保護犬、保護猫を
考えたいなと思います。彼らは、それこそ、見抜く力が強いだろうと思いますから、わたしも、日々、
穏やかなエネルギーの人間でいたいものだと、密かに努力しています。(書いた時点で密かではない)
うちのヌシは、服も着なければ、お腹を出してぐねったりもせず、ゴロニャンも、すりすりもしませんが、よく、まぁ、17年以上も、病気一つせず、
生きていてくれたなぁと、感謝したいです。
生きて、彼の猫生が彼なりに全うできたら、
それが、わたしたちのそばならば、それは、
ヌシからの最高のおもてなしだなと思います。
ヌシさまにおかれましては、益々のご活躍とご健勝をと、我々家臣一同、願うばかりでございまする。