舌好調親子「美味しんぼ」
ご訪問いただき、ありがとうございます_(._.)_これは、私が読んだ漫画や、その他いろいろなことを書き留めていたいnoteです。あとで、自分で、読み返し、新たな気付きもあり、楽しく続けさせてもらってます_(._.)_
「美味しんぼ」は、数あるグルメ漫画とは、一線を引いた漫画です。だいたいのグルメ漫画は、料理対決が主流になっており、主人公が次々に難題をクリアして、料理の頂点を目指す的なものが多いかと思います。「美味しんぼ」は、対決はありますが、本題は、「原材料」、または、原材料を取り巻く環境に、重点を置いた感じをうけました。
えっと、多分、ネットなどで、検索をサラサラとできない時代に、「ドライビールの真実」や、「魚はすぐシメタ方がよい」とか、「捕鯨の真実」など、知らない知識をバンバンあげていて、「そうなんだ」と、勉強になることばかりでした。
「キャビアは美味しいものだ」とか、「昔から重宝されている食べ物なんだから」とかを信じ、常識としている人間に、「違うよ!真実はこうなんだ!」と、主人公の山岡さんや海原雄山が読者に種明かししている痛快さが、あります。
最初の方は、山岡さん(新聞記者)が、著名人や有名人、セレブの皆さんの鼻持ちならないグルメ自慢を山岡さんの圧倒的な食品知識でもって、けちょんけちょんに凹ますストーリーが主流でした。
しかし、山岡さんや後に妻になる栗田さん達が作成する「究極のメニュー」に対し、ライバル関係にあたる「至高のメニュー」の作成者として、山岡さんの実の父親、海原雄山さんが参戦してきたところから、「親子の確執」、「男女の恋愛」も、絡んできます。
海原雄山さんは、「美食倶楽部」という料亭を経営していて、自分の「食」に対する信念と、もてなすことに対する考えがとても、崇高だなぁと思いました。
しかし、この方は、自分に厳しいが、他人にもめちゃ厳しい
ひっ!
誰が作ったかは、わかりませんが、料理人が全員ぶるぶるしています。
また!!
ヘマをした料理人には、容赦はしません。海原雄山が吠えれば、犯人はすぐ現れます。コナンくんみたいに推理の手間は要りません。
常連の京極さんの前でも、この態度。さすが、海原雄山としか言えません。わたしが、店主ならば、常連さんの前では、三歩くらい引いて振る舞うと思います。
お客様にもぶるぶるさせる「美食倶楽部」、今なら、食レポなど、書こうものなら、雄山が怒って配信会社に乗り込んで来そうです。
一方、息子の山岡さんも、
相手の都合は、聞かない、この図々しさ。我が道を往く人間です。明日の午後って、、仕事はいいのかな。新聞社って、曜日関係なく、忙しいイメージがありますが。。
断絶していた親子ですが、メニュー作りをきっかけに距離が縮まってきます。山岡さん達が結婚して、子供が生まれてからは、ぐんぐんと良好になったみたいです。
わたしは、山岡さんちに子供が生まれた時点で読んではいませんが、今は、「福島の真実」を描いたあと、長期間休載になっているみたいです。
休載ならば、いつか、また、山岡ファミリーに会えるかもしれませんが、登場人物、全員が健やかに再登場ならば、嬉しいなと思います。
「美味しんぼ」らしい、最終回が迎えられますように。と、思います。