そもさん!せっぱ!「一休さん」
閲覧ありがとうございます。
今日は、アニメ「一休さん」のコレアレを書いておこうと思います。
スネタロウ(甥っ子)が遊びに来たとき、アニメを観たりしますが、スカパーで、「一休さん」が、放映されているのを一緒に観て、「一休さん」というアニメは、どういう目的で、チルドレンに向け、放映されたのかなと、考えたりしましたので、書いておこうと思います。一休さんの熱烈ファンも、おられる
と思いますので、あまり、親身に読まず、テケトーに、耳掻きしながらとかで、とかのスタンスでよろしくお願いいたします。
昭和のアニメは、どんな名作でも、今、放映したら
まずい禁止用語がセリフなどに、ちりばめられている場合が多く、再放送にはいたらないことがあります。一休さんは、そういう時代的残念賞の作品群を
ぶっちぎっての令和放映です。
一休さんは、アニメをご存知なくても、実在の人物なんで、知識として、皆さまの頭の中にはあると
思います。アニメで描かれた一休さんは、禅寺に小坊主としている六才頃のエピソードです。
当然、視聴のターゲットは、同年代のチルドレンに
なるでしょう。
「一休さん」の言いたかったテーマは、何だったのでしょうか。
大人や将軍さまなど、偉い人物にも、頭の回転率、柔らかさがあれば、やり込められるよ。爽快だよ。
という下剋上をチルドレンに言いたかったのでしょうか。「トンチの鮮やかさを楽しんでください」というのは、あったでしょうが、相手をやり込めることは正解ではないとも、言いたかったはずです。
和尚さまが、一休さんに、そういう説教をされて
いましたから。
「一休さんは、なぜ、寺にいるの?」
こういう質問が、チルドレンから、放たれた家庭もあるかもしれません。
一休さんは、自分たちと同じくらいの年なのに、
親と離れて寺にいる。しかも、同じ境遇の小坊主さんが多数いる。
「ははうえさま~!ははうえさまは、綺麗な着物着て、侍女もいるし、一休さんくらい養えるでしょ~
迎えに来てあげて~」
と、誰しもが思ったと思います。
「それは!一休さんが天皇家の庶子だから!!皇位継承権を放棄する為には、坊主になるのが、条件だから!」
「なぜなぜ、偉い将軍さまが、たかが小坊主に取り合うの?金閣寺にも、出入りさせるの~?」
「それは!北朝と南朝があって!一休さんの母上は、南の血筋だから、将軍さまは、見張っていたという部分もあるから!」
と、池上彰さんみたいに、ペラペラと説明する親御さんは、日本中には、当時、三人くらいはいたかもしれませんが、ほとんどの親御さんはスルーしてたのではなかろうかと思います。
まず、「庶子」の説明から、入らねばならず、
できるなら、お口チャックでお願いしたいと
思ったはずです。
「一休さんの時代はね、口べらしといって、貧乏の為に、寺に子供を預ける家庭があったんだよ。あんたたちは、普通に家で生活できるんだから、感謝しなさいやいゆえよ!」とか、いい放ちながら、ボンカレーを食べていたのかもしれません。
一休さんは、有名な、屏風の虎、この橋渡るべからず、など、多数のトンチで、将軍さまのニヤニヤ顔を撃破してきましたが、非常に危ない橋を渡っていたのだということが、画像から、解りました。
では、ご覧ください。
↓
おわかりいただけただろうか、、
では、もう一枚。こんどは、安国寺にて、、
画像でもわかるように、一休さんがドヤ顔で説明しているうしろには、常に、小姓が、太刀を持って
控えています。将軍さまがもしか、不機嫌ななめで
あれば、一休さんは、お手打ちにされていたかも
しれません。後になって、いかに、将軍さまが大人な対応をされていたのかが、理解できます。
「一休さん」では、トンチ問答で、問題解決!という、無難で明るい部分がメインではありましたが、
時代背景による、一休さんの内面の変化にも
フォーカスしています。
「正月は、冥土の旅の一里塚。めでたくもあり、
めでたくもなし」
これは、一休さんの有名な、言葉ですが、あの時代の飢饉などにより、食糧などと引き換えに、戦に参加してしまった庶民などを憂え、何も考えず、
ただ、新しい年が来たと、騒ぎウカレるのは、愚かだと、囁いています。
「一休さん、頭がどうかしたんじゃないか?」
「縁起でもない。クソ坊主!どっか行け!」
まるで、見た目は、似てるが、かなり違う生き物に
会ったような感じを町民は受けたことでしょう。
いろいろと脳内改革があり、考えることが増えた一休さんは、もう以前の一休さんではありません。
アップデートした「一休さん2.0」と、呼ばねばならないでしょう。
和尚さまの水飴を盗み舐めして、テヘペロしていた一休さんは、どこかに行ってしまいました。
最後は、一休さんは、ますますの精進を求め、
一人旅立つのですが、その先に、なにが、あるのか、苦難を求め、精神を鍛えるつもりなのだろうな。常人には、中々、思いきれないことだ。
テレビに向かって、手を合わせたくなった私ですが、当時のチルドレンは、どう思ったのでしょうか。
番組後半になるにつれ、様相が違ってきた一休さん
ですが、「一休和尚」について、深く知りたいなと
思った皆様もいたでしょう。
トンチの鮮やかさと、「人として」の気持ちの在り方にも、ちょっと触れた一休さんは、非常に深い
番組だったんだなと思います。
昭和のアニメは、ほんと、深い話しが多く、
しかも、無料でテレビから見られるなんて、
ラッキーアワーじゃないの。とか、思いました。
「一休さん」
また、放映されていたら、つい手を止めて、観てしまう番組です。
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