明日が遠い「サバイバル」
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さいとう・たかを先生の作品は、理容室の友達「ゴルフ13」が、有名ですが、天変地異により、ある日突然に、一人でサバイバル生活を余儀なくされたこの「サバイバル」も、有名です。近い未来のことをさいとう・たかを先生は、ゴルゴ13でも、このサバイバルでも、予想したことを描いたのかもしれません。
主人公のサトル少年は、ある日、地球規模の天変地異による大地震のため、廃墟となった東京を家族に巡りあうため、生きて行かねばならなくなりました。この「独り」という、設定から、めげそうになります。誰かが、シェルターに案内してくれるわけでもなく、自治体からの物質もありません。先ずは人恋しくて、気持ちが折れそうになります。
サトル少年は、生き残りの人間と出会いますが、変わってしまった世の中により、自分の中の本性を隠さない人間が増えていました。「自分だけが助かればいい」という気持ちです。
サトルくんは、米兵と出会いますが、米兵は、神経毒により、目が見えなくなったサトルくんを足手まといに思い、自分だけ逃げてしまいます。サトルくんのサバイバル能力に助けられたのに、ひどい仕打ちです。いつか、貞子に呪われたらよいのにと思います。
サトルくんは、家族に会うため、生きて行こうと揺るぎない気持ちを持っています。しかし、生きていくには、「エネルギー」が要るので、食べ物を探す必要があります。しかし、誰しもが、タモリさんのように雑学に詳しくは無いので、聞き齧ったうろ覚えの知識でえらい目に合います。食べられると思い込み、食べたキノコが毒だったりもして、落ちた体力が尚も落ちてしまったりするサトルくんです。しかし、食べないと力が湧きません。
ミミズを「うどん」と、思いこみ、食べようとするドリーマーなサトルくんですが、「茹でる」より「焼く」方が、食べやすいんじゃないかなぁとか思いました。
どんな時代も、「変われる者」が生き残ると言われます。その時、その時の状況によって、自分を変える。生き残るために、変える。見た目が変わろうと生きるため。生き物が自然に持っているパワーかもしれません。
このネズミたち。生き残りをかけて、形相も変わっています。ミッキーマウスも、ジェリーもいません。噴水の前で踊っている場合かという感じなんだろうと思います。
サトルくん、苦しそうです。体力も落ちてるうえに、高熱などに襲われては、気力も落ちてしまいます。
人間は、やはり、免疫力が大事なんだな。体が耐えられるか、戦えるかが、命の分かれ目なんだなとほとほとに思った場面の連続でした。
胃腸は丈夫が無敵
な、サバイバルの世界です。
「サバイバル」は、勉強にはなりますが、漫画のように、都合よく他人と出会ったり、助けられたり、病気に耐えられたりとかは、実際にあり得るかどうかはわかりません。
現代の皆さんは、「サバイバル」を読んだら、「ほおほお」と、違う世界に浸った気分だけで、終われる人は少ないでしょう。それだけ、災害が起こっており、「これは、他人事ではない」と、痛みを感じる皆さんが多数おられる現状に、不安を感じます。
明日が来ますように。世界が穏やかになりますように。と、願うしかないので、願う私です。