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まだ本気出してないんじゃないの的な
閲覧ありがとうございます_(._.)_
今日は、バイトの時の思い出を書こうかなと思います。心温まるストーリーとかではありません。
ただの思い出話しなんですが、ご訪問まことにありがとうございます_(._.)_
わたしは、バイト先(ホテル業)にて、多くの学生が多分、そうであるように、飲食チームに入れられ、主にロビーのカフェや、パーティーが入ったら、そちらのサービス係、人が足りないと、バイキングレストランの片ずけなどを割り当てられていました。
ある日、わたしが、ロビーのカフェの仕事をしていると、年配の男性がわたしに、車椅子はあるかと聞いてきました。
車椅子は、あるので、
「お持ちしましょうか?」と、聞くと、
「いやいや、聞いてみただけだよ。僕は、膝が悪くてねぇ。今回もムリして旅行に来たものだから。」
一緒にいたご婦人が
「私は、小柄だから、お父さんを支えるのが
ムリなんでね。ちょっと心配なのよ。」
と、言ってました。
「すぐに、お持ちしますから、おっしゃってください。今は大丈夫なんですね。」
「大丈夫だけど、お土産が重くてね、悪いけど部屋まで、持ってくれない。」
「はぁ。」
見ると正月の福袋を持てるだけ買いました的な感じで紙袋がどっさりありました。
「かしこまりました!」
とりあえず、運ばないとお二人が動かないのでお部屋まで運びました。
夜になり、和食レストランの仕事をしていると、
あのご夫婦が、食事されていて、顔見知りのわたしに、車椅子いいですかと言ってきました。
「はい、すぐに!」
ご主人は、酔ってるみたいだったので、転けたらいけません。
「507でございますね?」
「あっ!一階の裏庭のイルミネーションが見たい!
寄り道して行って!」
(え!!)
観光タクシーじゃないんだけど。。
見るとご婦人も、ニコニコしていました。
(仕方ない。。)
和食レストランのチーフに断り、お二人をお部屋まで送ることになりました。
「僕は膝が悪くてね!」
(昼間聞いた)
しかし、プロらしく、今、はじめて聞いたみたいにニコニコして聞いてました。
「あと二泊するんだ。あしたは、ホテルの施設でゆっくりするよ。」
「マッサージとかサウナとか、いいですよね」
(このお客様、どこかで見たなぁ)と、考え考え
家に帰っていたら、寝る前に思いだしました。
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似ている人物?がわかったので、スッキリして
寝ました。
次の次の日の朝、
朝食バイキングの手伝いに行って、セッティングしていました。入り口には、早いお客様が、並び始めていました。
見るとトッポジージョ似のお客様が、最前列にいて、自分の腕時計を見ながら、今か今かと待っていました。まるで、駅伝大会のスタート地点に並ぶランナーのようでした。
しかし、何のトラブルかは、忘れましたが、
開場が五分くらい遅れてしまうことになりました。
入り口に立っているマネージャーにトッポジージョが憤然と詰めより抗議しているのが見えてしまいました。まるで、国会の予算委員会で委員長に詰め寄る野党の議員のような激しさです。
(うひゃ~)
見てはならないのを見た気分になった私は、
準備を整え、開場の時刻になり、入り口にお客様ご挨拶に並びました。
「おはようござ‥‥‥‥」
を言い切る前に、トッポジージョがスタートダッシュを決め、皿の方に走って行きました。
箱根の山も登れそうな勢いです。
多分、まだまだ、ご自身が知らないだけで、
秘めたるパワーがあるのかもねと、思った
その日の冬の朝でありました。
早いもので、今日から、12月ですね!
あと1ヶ月、皆さまとついでにわたしにも、
時間が穏やか平和に過ぎていきますように!
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