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昔の名前で出てません
ご訪問ありがとうございます。
今日は、金曜日に偶然再会した、昔アルバイトさせてもらった場所で知り合った方とのエピソードを書いておこうと思います。
普段は、いつも、建物の中や、電車の中、カフェの中や、映画館の中とか、入り込む生活が板についた私でありますが、たまには、日光を浴びないと健康に悪いので、秋のポカリポカリとした日中に公園のベンチに座り、ボスのカフェオレを飲んでました。
「えー!RIAさんじゃないのかなぁ?」
(え!)
見ると、まっピンクのジャージの上下を来たぽっちゃりしたご婦人がいました。
ドロンパかと一瞬びっくりしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1668896920953-KG0bpw2BK2.jpg)
よく、見たら、ドロンパではなく、わたしが学生の時、バイトしていたホテルにいたご婦人でした。
「三崎(仮名)さん?わあ、お久しぶりです」
「あ、いまは、三田(仮名)なんよ。」
と、、ドロンパじゃなかった三田さんが答えました。手には、可愛いダックスフントのリードを握っていました。
「もう、10年くらいになりますよね。まだ、お勤めなんですか?」
「コロナで、シフトを減らされるし、上も変わったし、出退勤管理もさ、なんか、パソコン?で、自分らでやらなきゃならなくなってさ、面倒くさくなって、やめちゃったわ!」
「そうなんですか。この、二、三年は、劇的に厳しい年になりましたもんね。」
「お父さんも、定年で、家にいるしねぇ。あー、うっとおしいから、出てきたんよ」
「ワンちゃん、可愛いですね。お名前は?」
「ブラッド!ブラッド・ピットからもらったんよ」
「ブラッド、、、。ブラッドくん!」
呼びかけましたが、人見知りするのでしょう。
無視されました。あらぬ方向を見ています。
三田(仮名)さんは、わたしがバイトで入ったときにいた古株のパートさんで、バイキングレストラン、メイクなどを担当されていました。いつも、休憩室で
机にうつぶせになり、寝てるから、私達は、悪いなぁと思い、ひそひそ声でお喋りとかしていました。
しかし、時々、「それは、EXILEのアキラよ!」とか、うつぶせになったまま、会話に加わってくるので、密かに「眠りの小五郎」と、異名がありました。
「懐かしいね!いつも、ここにいるの?」
「今日は、たまたまです。また、お会いできたらいいですね。」
「そやね!あっ、もう、こんな時間や。帰って買い物行かな。ブラッド!帰るで!」
ブラッドくんは、あらぬ方向を見て、動きません。
「ブラッド!カム!」
「ブラッド!」
「ちくわ!!」
三田さんがちくわと言うと、ダックスフントは、さっさと家の方向にむかいました。
三田さんと、ちくわくん、じゃなかった、ブラッドくんを見送ったわたしは、買い物のために、駅方向にむかいました。
「記憶」って、なにかのきっかけで、いろいろと思い出すものですね。わたしは、その日の晩、いろいろとバイト時代のことを思い出しました。
また、noteにも、記して行こうと思います。