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生きていくいく「夜回り猫」

閲覧ありがとうございます(^-^)

うーん、次はどんなことを書こうかなぁ。頑張って小説を書いてみようか。。
しかし、高校の時、壮大なラブストーリーのつもりで書き始めた小説が、最初は秋田からで最後はブラジルでエクソシストをして終わり。という、作者も、ちょっと何書いたかわからない状態
になった覚えがあるから、多分、ムリ。

という風に、迷ったときに、皆さんも、使ってると思いますが、noteさんが出してくれる「お題」って、助かりますよね。

よし!推しの料理漫画にしょう!
と、思い、浮かんだのが「夜回り猫」です。
王道の料理漫画は、たくさんありますが、夜回り猫も
猫可愛い漫画には止まらず、料理が出て来て、食欲がわくのです。

夜回り猫は、野良猫の遠藤平蔵が文字通りに街を夜回りして、涙の匂いをかぎ分けます


夜回り猫は、悲しい気分の時は、読まない方がいいです。涙を流している犬や猫や人間の気持ちにシンクロしてしまい、ますます落ちてしまうかもしれないからです。

「涙で枕を濡らす」という言葉がありますが
どんなつらい状況にあっても、もうムリだと思う時があっても、周りには言わず、ただ、布団を被ったときだけ、むせび泣く方々もおられます。

そういう「今夜も泣いている」人間や生き物に遠藤平蔵は、寄り添い、話しを聞き、時には、しばらく通ったり(エサをもらう)します。


人間の家で分けてもらうご飯が、冷凍のピラフだったり、うどんだったり、ほんとに、日常な、簡単な食べ物だったりしますが、それが、漫画から湯気が出てきそうなほど、温かく美味しそうに感じます。

バターのことを「バタ」と猫が言って、あんパンを半分に切って、バタをたっぷり乗せ、網で焼いたのが美味しいと発表したり、

具材が、天かすとめんつゆと三つ葉だけで混ぜご飯を作っておにぎりをつくり、貧乏おにぎりだから、
「貧むす」だと発表したり、

魚肉ソーセージを揚げただけのものとか、
夜食的なものが主なんですが、

どれもこれも美味しそうなんです。


子猫のお世話もします。優しい。

どんな食べ物も、分けあったり、平蔵たちが傍にいる事が、とんでもない美味しい調味料となります。


平蔵は、涙の源を探し出す能力がありますが、
「泣いている」人は、心の中だけで、さめざめと泣いている人ばかりです。

人間も動物も、植物も、若い、年配、関係なく、
みんな、何かを抱えながらも、しかし、重いからと、捨てることなく生きていっている。

心の中にある涙の海が荒れたときに、
平蔵が近寄ってくるのかもしれません。


「夜回り猫」は、読後感がほんわか癒されるという感じの漫画ではありません。でも、「読んで良かった。」と、思わせる作品です。悲しいことを知っているから楽しいことがわかるんだよ。と、猫たちが
教えてくれるような作品だと思いました。



みんなが今日も無事におうちに帰りますように

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