見出し画像

海外の大学ナニソレ話まとめ

テストも残すところあと1つ。早いなぁ。。
仲良くしてた友だちもそろそろ帰る。非常に寂しい。

ここで一区切りということで、スイスに限らず今学期こっちで出会った友だちに聞いた「ん?ナニソレ」って話をまとめます。

🇮🇹イタリアの数学科の証明問題

一緒に機械学習のコース取ってる友だちの話。

プログラミングの神みたいな存在で、いっつもPython助けてもらってるんやけど、彼女の本業は幾何学。

(プログラミングはバイトかつ趣味みたい感じらしい、お金稼げるからなーって😄いや、ナニソレすご)

そしてその本業の幾何学の試験の話がヤバすぎた。

200個の証明を全部完全再現できるまで覚えて、試験ではたった3個、その中から出題される。

そして試験は筆記ではなく、口頭試験で出題された証明問題を教授の前で説明しながら時間内で黒板に書き切る、らしい。

ナニソレ

しかも、試験日程は日本のように講義終了の翌週にそんままあるんじゃなくて、夏休み挟んだ次の学期開始直前

去年の夏は、200個の証明を完全理解して暗記して再現するために2カ月毎日図書館8時から22時までおったらしい(14時間

他にもいっぱい話聞いたけど、この証明問題エピソードが1番衝撃的やった。とにかくイタリアで単位コンプリートするのは難しいらしい。

👇最近のデータがパパッと出てこなかったからかなり古いけど、わかりやすいグラフを見つけたので引用させていただく。

Source: OECD (2008), Education at a Glance 2008, Table A4.1, available at http://dx.doi.org/10.1787/401536355051.

「OECD(経済協力開発機構)加盟国の高等教育の中退率」のグラフ。OECD平均は31%

イタリアは過半数が中退してる。
そして日本の中退率の低さは一目瞭然。

🇸🇪スウェーデンの耐久レース試験

スウェーデンからの留学生の子と、今回の試験について話してた時のこと。

「スイスの試験時間短すぎて慣れて時間配分わからんわー」

…ん?90分で短すぎんの?

私の経験上、日本での試験は長くても90分、なんなら90分いっぱいいっぱい使ってる人は少数派で、途中で退席する人がほとんどやった。90分あれば十分よなって感じ。(他の大学は知らんけど!)

「スウェーデンでは試験時間どんくらい長かったん?」

最低でも3時間、5時間のやつも結構あった

ナニソレ

「5時間トイレ行きたならんの?」とか最初に思いついた質問しょうもなすぎたけど
「時間もったいないから基本誰も行かへん」らしい。

(え、5時間の中の1回のトイレ時間なんかしれてるやん)とか思ってるうちはスウェーデンで生き残れへんのかもしれん。

ちなみに彼女の専攻はバイオテク。1回の試験範囲が数百ページは当たり前で、基本「何とかを説明せよ」らしい。

ほんで試験期間には、その5時間の試験が3日連続とかであるから、翌日の試験のために5時間の試験後はまた違う科目の勉強してほぼ寝れへん、らしい。えぐぅ

🇨🇭スイスの2回落単で国外追放制度

これ、こちらに住んで色んな人から何回も聞いた話、というかもはや常識。

スイスの大学って、専門科目のメインの授業がめちゃめちゃ厳しい。

メインの同じ授業で2回落単したら、スイス全土の全ての大学でその学部の学位取ることが不可能になる。

ん?ナニソレ?恐ろしすぎん?

え、そんなん2回単位落としたらどーすんの?

①転学部して全く違う科目で1から学部生やり直す
②国外で同じ学部の大学入学し直して1から学部生やり直す

「まーそんなん滅多に起こらんやろー」思ってたら甘い甘い。某名門大学では、1回から2回に上がる時点で1/3が実質強制退学なる学部もあるらしい。
(やめさせられた友だちの実話より)



まっだまだ日本でぬくぬく育った自分からしたらアリエヘン話いっぱいあるけど、既にお腹いっぱいやと思うから今日はこの辺で。

今学期、残すはデータサイエンス👩‍💻のみ。
気引き締めて頑張ります。

いいなと思ったら応援しよう!

Marea🇨🇭| ヨーロッパ移住計画
いただいたサポートが今日の美味しいものになり🤤明日の執筆がいつもより捗ります🫡