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鈴木義幸 『セルフトークマネジメント入門

僕にとってのこの本:
セルフトークは、感情のトリガー。無意識にあらわれるセルフトークAは、感情を発動させる。ポジティブなものも、ネガティブなものも。ネガティブな感情を発動させないようにするには、2つの方法が有効。ひとつは、セルフトークAを認識し、見つめること(メタ)。もうひとつは、セルフトークBをぶつけること。

こちらもやはり、コーチ・エィアカデミアのテキストの参考文献より。
とても勉強になりました。
今自分が学びたいことに、かなり合っていたのだと思います。読んだ瞬間から行動が変わったような気がしています。

以下、印象的なフレーズを僕なりにメモしてみました。
・セルフトーク、それは特別なひとり言
 自分の力を最大に引き出す可能性のある言葉
 感情や思考、行動の引き金として、自分の中に生まれる言葉
・ビリーフ 行動 感情を変えるのは難しい
 でも、感情の発動の方向性を変えることはできる
・イラショナルビリーフ
 論理療法で治療はできるが、ひとりではむずかしい。
・前頭葉でセルフトークは生み出され、その後の行動はセルフトークと結びついている。

・先駆的研究
 1971 ティモシーガルウェイ。テニスのコーチ。
 セルフ1と2の対話。インナーゲーム。
 セルフトークAは反応を生み出す 自動的
 セルフトークBは対応を作り出す 自ら生み出す

・セルフトークへのアプローチ
 変える 使う 減らす なくす

この本を読んでいるころ、ちょうど出来事がありました。
通勤時、改札を慌ただしく抜けていくときに、女性が走ってきてかなり強く僕にぶつかりました。はっきり覚えている瞬間でした。

僕は、たぶんそういう理不尽なこと、そういうものが嫌いなんだと思います。そうしてそういうものを見ると、なぜかカッときてしまう。ふだんは割とおだやかな方なんですけど。

そういうときに、自分がどんな感情になっているのか、といえば、セルフトークを思い出すことができました。こんな感じです。
「あれ、今めっちゃぶつかられたけど、もしかして俺がわるいのか?」

そのセルフトークAを認識した瞬間、カッとなりませんでした。
そしてセルフトークBをいくつかぶつけました。
「どうしてこんなことが起こったんだ?」
「自分の責任の程度は、何%くらいだ?」

我流のセルフトークBでしたが、この件は自分の中で爆発せずにすみました。

とても興味深い本。自分の日常と直結する本でした。

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