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買い物ついでに育児相談室を活用しない手はない
イトーヨカドーの店舗整理が続いているそうですね。
ベビー用品メーカーに勤めていたころ、施設で使用するベビー用品の開発でお世話になりました。
安全、品質に厳しく的確なアドバイスをしてくれる担当者が多くて、いつも勉強になりました。
おむつ替えや授乳する場所の赤ちゃん(ベビー)休憩室に、ミルクを作る調乳用温水器を全店に設置してくれたのは、ここが最初です。
施設用ベビーカートをいち早く導入してくれたのも、ここでした。
日本の赤ちゃんの外出環境設備はどの国よりも充実していると言われます。
それらのサービスをイトーヨカドーは数十年前から親子に提供してきました。
その功績は大きいと思います。
老舗の育児相談室
イトーヨーカドーの赤ちゃん休憩室内で定期的に開設している「マタニティ・育児相談室」は、半世紀近く前からあるそうです。
そこでは助産師や保健師の資格を持つ相談員に、育児の悩みを聞いてもらうことができます。
開設頻度は週1~2回ですが、”予約なし”で相談を受けられるので時間を気にせず利用出来て便利。
都心では駅近にある店舗が多いので、ベビーカーで立ち寄りやすいのも助かります。
買い物ついでにちょっと相談、それが気軽にできていいですよね。
そんなイトーヨーカドーの店舗が少なくなっているのは残念です。
ただ、今ではイオンなど他の施設でも全国で同様の育児相談ができるようです。
いざというときのために相談できる場所を、事前にSNSで確認しておくのが良いでしょう。
このような場所をもっと増やしてもらうのには行政の協力が必要です。
子どもの少ない地域こそ、巡回式でも構わないので相談員を配置できる配慮が必要ではないかと考えます。
相談する場合は、母子手帳を持って
育児相談室があるところは、体重計や身長計が設置してあります。
そこで計測しながら発育の相談をする際、母子手帳を持っていると何かと便利です。
相談員が記録表に記載してくれたり、過去の記録を見ながらアドバイスをしてくれるでしょう。
子どもに関することでなく、育児に関わっている自分や家族についての相談をしたい場合があります。
直接関係ないから聞けないと思って、誰かに相談したくても話せないママやパパもいるでしょう。
不安や悩みを人に話すことで少しでも心が軽くなるのでしたら、遠慮なく相談員に話してみましょう。
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親子カフェやレストランで情報交換
公園デビューというコトバは死後になりつつあるようです。
専業主婦のママも少なくなり、公園デビューの前にならし保育がスタートしたりするからです。
それに最近の猛暑は6月~9月まで長い期間あり、陽射しの少ない公園を敬遠する傾向にありました。
公園デビューにはメリットデメリットがありますが、ママ友同士で育児情報の話ができるのは気分転換になっていました。
SNSで知り合った育児サークルなどを利用して、たまにはお互いの育児の悩みを話し合うのもいいでしょう。
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ただし、話す内容は育児に関することだけにし、それ以上の深入りをしないのがマナー。
育児の悩みやストレスは、お互い共有し合えるテーマとして遠慮なく話して良いと思います。
NGな話題はプライバシーに関すること。
例えば学歴、住居、旦那さんの職業など育児と関係ない話題が出てくると、無意識に優劣をつけてしまう人がいるかもしれません。
また、それで不快に思ってしまう人も…。
個人差のある話題は避けましょう。
パパの育児サークルだってある
男性の集まりというと、ひと昔前は釣りやゴルフ、麻雀。
でも最近では、パパの育児サークルが増えてきました。
育児の話題を共有しながらも、それぞれいろんな活動をしているようです。
例えば子ども向けイベントで絵本の読み聞かせや人形劇、バンド演奏をするサークルもあります。
育児に疲れているパパが意外と多いってことをまずは知って、最初はSNSでの交流からスタートしてみてはいかがでしょう。
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ママサークル、パパサークルをお勧めしましたが、パートナーがいるなら、まずはお互いの協力。
言わなくてもわかるではなく、言葉で感謝の気持ちを伝えましょう。
ありがとう。
その一言があるだけで、認めてもらえた、努力が報われたと思えるもの。
人間って意外と単純なんです。