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封印していた感情があふれた


最近、ブログ記事でも、見に行った人が
それぞれの感性で記事をUPされていて
私の中で感じるものがあった。

そして、私も「すずめの戸締り」を
見に行ってきた。

新海誠監督の作品の映像は
本当にため息がでるくらい美しい。

きっと繊細な監督なのだろうと思う。

私は、新海誠 監督の「言の葉の庭」という作品が
とても好きだ。

これもまた繊細な描写が多く、
今の時代に通じるかもしれない。

学校に行けない子どもたち。

学校に行けない先生たち。

時代を先読みする感性は、やっぱり凄まじい。
そして、雨のシーンがとても美しく描かれている。

今回見てきた、「すずめの戸締り」の雨のシーンも
虹色に描かれていて、ホ~っと溜息をつくくらい
美しかった。

頭で考えることは確かに必要だが
心で感じ取る感性も必要なんだと思う。

そこに、人は魅かれていくのかもしれない。

「すずめの戸締り」は、封印していく
ストーリーだが

見る人は自分の魂がゆさぶられるというか
無意識で封印していた感情が、あふれ出てくる瞬間と
対峙していくのだと思った。

いってらっしゃい
おかえり
ただいま

こんな、ささいな日常の出来事が
あっという間になくなっていく瞬間のこわさ。

今も、それをかかえて生きている人は
たくさんいらっしゃるのだと思う。

かつての私の朝の時間帯。
時間に間に合うように、毎朝戦争状態だった。
今はもう、バタバタしなくてすむ。

あの時の私は、毎朝が必死だったけど
それも懐かしい。

これからの時代は
通勤地獄なんて死語になっていくのかも
しれない。

いつか不登校なんて言葉も
死語になっていくのかもしれない。

いろんな選択肢があって
どんなふうでも、生きられて
学びをあきらめない時代がくるかも
しれない。

成田悠輔さんが、教育の1つの役割として
一部のエリートが、たかだか道を外れたくらいで
恐れおののく感覚がおかしくて
そうではない世界もあるということに
気づくこと、とおっしゃっていた。

そもそも、だれもそんなエリートのことなんて
全く興味がないんだから
そろそろ、気づけよ!と。


生まれ持った才能や見た目や属性などの
変えられないものより、
本人の意志やプロセスやミライヘ向けた頑張りを
ほめた方がいい。

そんなこともおっしゃっている。

未来を見つめる天才たちに
これからの今を生きる学校に行かない子どもたちも
あとに続いていく時代の到来の予感。

あの時、真っ暗闇で、もがいていた
学校に行かなくなった子どもたちの黒歴史は
オセロの黒を白に変えていくように
価値観がアッというまに変わって
白歴史に変わっていくかもしれない。

戦後の教育が、黒から白に変わったように
これからの子どもたちの生きざまが
当たり前の日常になっていくのかも
しれない。

あのとき、学校に行かない選択が
できたなんて、すごいですね!なんて
言われる時代もくるかもしれない。

だからこそ、
学びをとめないでほしい。

これからの時代の宝物たちが
光の中につつまれて
きっと、未来をかえてくれる。

そう、私には直感的に信じることのできた、
映画「すずめの戸締り」だった。

きらり✨きらきら✨





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