動作性IQを高める方法
動作性IQには知覚推理と処理速度があります。知覚推理は視覚的な情報を理解し推理する力であり、視覚的な情報に合わせて体を動かす力でもあります。処理速度は視覚的な情報を処理するスピードに関する指標です。
言語性IQが音声・耳に関する能力だとすると、動作性IQは視覚的情報・目に関する能力だと言えます。
動作性IQが高い人の例としてプロゲーマーが挙げられます。プロゲーマーはゲーム画面に表示される膨大な視覚的情報を理解し、自分がどうすべきかを考えて、コントローラーを使ってゲーム画面のキャラクターを動かします。もちろん、この一連の動作を瞬時にやらなければ負けてしまいます。
ゲーム画面の情報を瞬時に理解する力が処理速度であり、どうすべきかを考えてコントローラーを操作する力が知覚推理です。
何かしらのゲームの画面を見て、情報量が多くてよく分からない、と思ったことはないでしょうか?
ゲームでは現実世界ではありえないほどの情報量を画面に詰め込むことが出来ます。動作性IQが高くなければゲームを上手にプレイすることはできないでしょう。
動作性IQというと遺伝の要素が強いのではないかと思われるかもしれませんが、ゲームの成績における遺伝率は低いということが分かっています。つまり、努力をすればゲームの成績は上がり、大本の動作性IQも上がるかもしれない。
その中でも、音ゲーは動作性IQを高めてくれる可能性があると思います。ゲーム画面をスピーディーに理解し、画面をタップする必要があるからです。
僕の場合は、YouTubeで渋谷の交差点の動画を3倍速で見ながら、画面外に消える車に合わせて指を鳴らしたりしています。音ゲーを僕のスマホでやろうとすると、スペック的に画面が動かないのに曲が流れるため難易度が激ムズになり、かつバッテリーの消費が激しいので、今はやっていないです。
今日まで31日間僕なりの方法でやってみて、以前とは何かが変わった気がしますが具体的に何が変わったかは言語化できません。
また、ゲームの種類によって何の能力が上がりやすいかが変わり、一部のゲームでは動作性IQは上がっても言語性IQのワーキングメモリの性能が落ちてしまう可能性があるため、能力向上目的のゲーム選びには注意が必要です。
言うまでもありませんが、ゲームのしすぎで日常生活がおろそかになると本末転倒なので、何のためにゲームをやっているのか目的を意識してゲームをすると良いと思います。
あわせて読みたい記事
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?