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気になることは目で盗む
ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。お気軽にお問い合わせください。
ちょっとずつほかの方のnoteを読んでいます。
先日、私も似たようなことやってるなぁと思った記事に出会いました。
ちいさな美術館の学芸員さん。
私もこのところはお休みしてますが、展示する人なので、興味深く記事を読ませていただいています。
私の場合は全て自分でやらねばならない零細業者ですから、、、
参考になるなと思って読んだのがリンクを貼った「大切なことはすべてヤマトさんと日通さんが教えてくれた[展示のプロの話]」
展示のプロの仕事をじっと観察することで、いろいろなことを覚えていったというくだり。
それから展示作業があるたびに、日通やヤマトの人たちの一挙手一投足をじっと観察して、ひものかけ方、安全な持ち方、二人一組で作業する時の息の合わせ方、そういうことを自然と覚えていきました。
ひものかけ方などは私には直接関係ないけれど、観察して、自分にプラスになるなにかをいただくということはおおいに参考になります。
イベントの展示作業は個々の作家がだいたい平行してやるので、その際に観察する余裕はないけれど、当日、ほかの作家さんのブースでこれは使えると思うことや物はあるものです。
ことというのは作品の並べ方だったり、高低差をうまく使った表現だったりします。
物というのは展示に使う小物だったり、布だったりを見て、こんなのを使うといいんだなとか、こんな使い方があるんだなとか目で盗むわけです。
同じものを使うわけではなく、自分らしいものに置き換えます。
そうしないとただのどろぼうになりかねませんから(笑)
私の場合はヒントを見つけるということです。
いろいろ観察することって楽しいし、勉強になります。
ジャンルの違う専門家のやり方をまねたり、教えてもらうこともあります。
例えば、リボンのくくり方。
お花屋さんでブーケにリボンを付けるやり方を教えてくださいって頼んだら教えてくださいました。
自分に自信のあるプロの方は正面から頼むとあっさり教えてくださることが多いです。
もちろん、その方の仕事の肝を教わるのではなく、端っこの部分ですが、、、
私もバラの作り方などはいくらでも教えます。
同じものはできないと確信していますから、、、それは上手下手ということではなく、個性が出るからです。
だから、逆にお金を出すと言われても基本、バラなどのパーツは販売しません。それを使って作品を作られるのはいやだからです。
買わせてほしいと言われることもありますが、お断りしています。
パーツであっても機械製品ではないので、一輪の花でも私にしかできない表現があり、想いがこもっているのです。
制作のヒントは展示会場だけでなく、日常生活の中にもあります。
素敵なお店のインテリアなどはその最たるもの。
お料理もそこそこに天井を見上げてたり、壁の装飾を見たりしています(笑)
そんな観察がいつか作品になっていきます。順番はまちまちだし、時にはアイデアだけで消えてしまうものもありますが、目で盗むという感覚で日常を生きる事って大切だと思います。
ミニチュアちさと工房
松江市山代町425-7
駐車スペースは2台分
☎ 070-5678-5427
ryosyun4106@gmail.com
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