【映画#17】「告発の行方」『パレード』より
こんにちは、三太です。
夏休み中に学校から提出する作文の山を読むことに追われている今日この頃です。
では、今日は『パレード』に出てきた映画、「告発の行方」を見ていきます。
『パレード』内に出てくる映画26作中の8作目です。
基本情報
監督:ジョナサン・カプラン
出演者:サラ・トバイアス(ジョディ・フォスター)
キャサリン・マーフィー(ケリー・マクギリス)
上映時間:1時間50分
公開:1988年
あらすじ
サラという女性が酒場でレイプされた(であろう)シーンから始まります。(この時点ではまだよくわかりません)
キャサリンという女性が担当検事となりこの事件を扱います。
当初は弁護士側と取引をし、過失傷害として扱う流れでいっていましたが、サラはそれに納得ができません。
誰も頼ることのできないサラはやけになってしまいます。
そんなサラを見たキャサリンが本気でこの事件に向き合い始めます。
設定
裁判での争い
感想
最後のナレーションを見て、明確に社会問題に対して訴えた作品なのだと思いました。
ある一つの同じ事件でも検事がどう持っていくか、弁護士がどう反論するかによって大きく変わる気がします。
本作品でもその点が描かれています。
そのためには今回の場合、検事側としては被害者のことをどこまで本気で考えられるかがポイントだと思いました。
夏シャツに猛虎の刺繍の女の子
その他
ジョディ・フォスターが第61回アカデミー賞主演女優賞・第46回ゴールデングローブ賞主演女優賞
『パレード』内の「告発の行方」登場シーン
前回紹介した「ニュー・シネマ・パラダイス」の引用の続きになります。
ここぞとばかりに様々な映画が引用されます。
相馬未来という登場人物を描くときに、「ニュー・シネマ・パラダイス」のキスシーンを繋ぎ合わせる発想はもしかして活かされたのかもしれません。
ただし、レイプシーンのある映画をこれだけ挙げろと言われても、映画を普段娯楽程度に見ているだけの人には難しいでしょう。
少なくとも私にはできそうにありません。
吉田修一の映画への親しみ深さ、むしろ映画への執念を感じさせるシーンでもあります。
吉田修一作品とのつながり
罪を扱っているということ
以上で、「告発の行方」については終わります。
それでは、読んでいただき、ありがとうございました。
画像の引用元:映画ドットコム「告発の行方」