別れる時は、ご一緒に
こんばんは。栗山ゆかりです。
タイトルだけみたら重いけど、文章は軽いです。
でも対象物は重いです。
ちょっと訳わからないですね、すみません。
最近は、兄夫婦と友達夫婦に、同じタイミングで赤ちゃん誕生!!
久しぶりにベビー用品店に行き、ギフトを選びました。
こういう時、時期が同じっていいよね。
あのプレゼントとこのプレゼントで迷ったら片方ずつにしてみたり、同じプレゼントの柄違いで選べないってなったら両方買ってみたりとか。
こういうタイミングの重なり方はいいんです。
ただ、あんまり嬉しくない重なり方ってもある。
それが、
電化製品の買い替え。
一人暮らしを経験した方には、共感してもらえることも多いのではないでしょうか。
実家を出るタイミングで、家具と共に、家電一式を取りそろえる。
・冷蔵庫
・洗濯機
・掃除機
・電子レンジ
・炊飯器
・PC
・TV
etc・・・
あとは何だろう。
人によってまちまちだろうけど、はじめはこれくらいかなと。
そんでね。
だいたいみんな、耐久年数7年とか書いてるじゃないですか。
つまり、
同じタイミングで寿命を迎える
可能性がとっても高い。
実際、炊飯器と洗濯機とPCがほぼ同時期動かなくなったことがあり、今かよ~!!!と戦慄したものです。
試される優先順位。
電化製品1台だなまだしも、2台以上ってなるとね、一気にお財布の負担もあがってね。
そんな時期に限って賃貸の更新とか引っ越しが重なるともう、戦慄を通り越して笑えてきますよね。
ちなみに
『そのタイミングで結婚するから、二人用に買い替えるのにちょうどいいね♪』
なんて好都合なことは、ほとんどの確率で起こらない。
世の中って面白くできてる。
そんな経験を過去にしたから、
「電化製品は一緒に壊れるから覚悟しとき」
の前提はうすぼんやりあった私。
で、うすぼんやりだから、忘れる。
忘れたら、またその時がやってきた。
今度は、
モバイルバッテリーが2つ同時に壊れた。
完全に動かなくなったわけじゃないけど、1台はもう、バッテリー本体を充電できない。
あと一回、最後のエネルギーをスマホに与えたら終わりだと思うと、まったくスマホに差す気になれない。
どうしたらいいの、こんな時。
そしてもう1台は、バッテリー自身の充電も、スマホへの充電も、どっちもできなくなってきた。
機嫌がよければ、充電できる。
でも、ほとんどの確率で機嫌が悪い。
外出先で頼れるかって言うと、否。
濃いピンクと薄いピンクのコンビで交互に使ってたので、一気にお別れと思うと寂しい。
電化製品だけじゃないけど、家の中で長く使ってたものって愛着わいちゃうんですよね。
無意識に擬人化して表現してしまう。
1台お別れするのもつらいのに、2台、3台と一緒に私のもとを去るなんて・・・
いや、まてよ。
事実は一つ、解釈は無限。
真実はいつも一つ、でも正義は人の数だけ。
せっかく擬人化するなら、いい方向に想像しよう。
孤独に一人で去るんじゃなくて、みんなで一緒に次のステージに行った
と思えばいいのか。
そうだ。
今の体はもう役目を終えるから、いったんすべてを忘れてリセットして、また別の何かに生まれ変わって、次に出会う誰かの役に立ってくれる、と。
気心の知れた仲の二人が一緒だから、旅立つのも寂しくない。と
うん。
そういう風に考えたら、バッテリー2台が同時に去るのも悪くはない。
どうか、仲良く旅に出て、新たな世界を見に行っておくれ。
これまでありがとう。助かりました。
そんなお別れ宣言をしつつも、まだ完全に電池切れになったわけではない2台を横目に、まだ捨てたくないなあと思ってしまうのでした。
モノは、大切に。