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"人事ガチャ"がイヤなら、「ジョブ型(専門職)」就職を選ぼう!

ジョブ型(就職)とメンバーシップ型(就社)就職。大げさでなく、どちらを選択するかで、定年退職まで40年以上のQOLが変わってきます!

どこに進学しても最後はシゴトです。

高校生の約75%が大学や専門学校に進学し、その後、大抵の人は就職し、定年退職を迎えるまで働きます。定年後にも働く人はたくさんいます。大学は4年・専門学校は2年、アッという間です。それに比べ、シゴト期間は40年以上と長いです。そして、その40年超間にはいろいろなライフイベントもあり、この期間をどれだけ満足感・安心感・安定感を持って過ごせるか・・・が「進路」を歩く人のテーマではないでしょうか。

ジョブ型かメンバーシップ型か。

就活する際、「就職」なのか「就社」なのかという選択肢があると思います。つまり職種を重視する(ジョブ型)選択か、所属したい会社を重視する(メンバーシップ型)選択かです。専門職なのか・総合職なのかという言い方もできるかもしれません。どちらもメリット・デメリットはあるとは思いますし、自分にとっての心地良さ、能力、適性、価値観に委ねられると思いますが、ジョブ型就職(専門職)をめざす場合は、最後の学校での準備が必要です。最後の学校を選択する前にそのことを知っておかないと、専門職への道が行き止まりになります。

転職・再就職、副業、パート、フリーランス・・。多様な働き方でも"手に職"アドバンテージ。

今や就職は一度だけではありません。㈱リクルートの資料によると「転職経験者の割合は20代で4割弱を、30代で半数を超え、40代、50代では6割弱となり、日本の正社員では40歳くらいまでに転職活動を終え、おおむね6割程度が転職を経験してきた」とのことです。つまり、転職は「ある」と考えるべきだと思います。そして「ある」に備える必要があります。そこで大切なのが、勤め先が変わっても以前の雇用条件が向上する再就職が実現することだと思います。専門職の場合、年々専門スキルが磨かれ熟練していくので中途採用者を雇う側にとっても魅力的な人材として捉えられがちです。また副業や、パートタイマー、フリーランス、人材派遣など多様な働き方がある中で、自分の実力をスポット的・集中的にに活用できる働き方にも向いているような気がします。また、ソレです。再就職も多様な働き方も"シゴト武器(専門スキル)"です。

年功制度・終身雇用はなくなりつつあります。

日本的経営の特徴とされた、年功制度・終身雇用は今やなくなりつつあります。言い過ぎかも知れませんが、会社が社員を守ってくれる保障はないと考えた方がよいかも知れません。メンバーシップ型就職はこれからどうなるのでしょうか?いつまでもシガミツイテいられるのでしょうか。

一つでも多くの職種を調べておかないと損をする。

日本には17,000種類の職種があると言われています。さすがに全部を認識することにはムリがありますが、知っている職種を1つでも多く増やしておきましょう。今知っている職種があと1つ増えたら、それが自分のフィット感を満たす職業かもしれません。進路は目先の大学合格ではありません、学部や学科そっちのけの偏差値重視で近視眼的に進学してしまうと、その後、立ち止まったり、やり直したりすることになる可能性が低くないです。繰り返します、進学後の40年超間を過ごす、職業や分野にフォーカスして、進学を考えましょう。そして、世の中は変化しています。家族や先生の言ってることはもう古いかもしれません、以前は良くてもこれから衰退していく業界は確実にあるので、くれぐれも、外れくじを引かないように。

専門資格を取るのはだんぜん、学生時代が有利。

学生時代にできる専門職への準備の一つが「資格」をとることです。資格は誰にでもできないことができるプロ能力の客観的な証明書です。他にも、結果を出すまで努力できる人と思われたり、以後の学ぶ習慣が身についたり、自信や安心感が手に入ると思います。就職試験では、履歴書を提出して面接があり、その履歴書の資格欄や面接で自分の専門性がアピールできるはずです。ただし、難易度が高い資格や、その学部・学科でないと受検できない特化した資格など、専門価値が高い資格を取りましょう。あと、適性や覚悟にもよりますが、業務独占資格や名称独占資格、設置義務資格は安定感バツグンですね、あとIT絡み。資格よりも実力という人もいますが、社会人になって経験を積まないと実力はなかなかつかないし、転職応募の履歴書に、実力は端的に表現しにくいです。例えがベタですが、車を運転できる能力があっても、運転免許がないと車を運転してはいけないし、一度、運転免許を取れば、返納するまで車の運転がずっとできます。

何しろ「シゴト武器」を持っている専門職(ジョブ型)の人たちが羨ましかった。

それは遠い昔の高校生時代まで遡ります。普通科高校だし、周りの雰囲気から"なんとなく大学進学"で、"その他大勢大学・文系学部に入学"し、就活では何のビジョンもなく"総合職(営業)"で就職しました。それから39年働きました。売上ノルマに追われ、社内外での競争、年末には転勤や異動のプレッシャー・・。そのうち「となりの専門職」の余裕ある仕事ぶりに気づきました。なんでこの人どっしりとして、仕事が楽しそうなの? そうか、会社にしがみつかなくていい"シゴト武器"を持っているからか・・。自分の強みは?スキルは?これまでの営業経験だけ?そこから隙間時間を利用して資格に挑戦してみたりもしましたが、取得したのは中途半端な資格ばかり。そんなこんなで定年退職となり、社会との関りは持ちたいとシニア向け就職サイトを見ると、またまた、師や士の国家資格フォルダーや専門的な技術を持っている人への求人が多くあることに困惑。この年齢になってもやっぱりソレ? 60歳超えても、隣の芝生は青いか。
「人間万事塞翁が馬」その時の成功は将来の幸せを保証しないし、 何がよくて何が悪いのか、後になってみないとわからない・・。

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