子どもをどう信頼したらいい?何を信頼したらいい?
この4月に小6になる娘。
2年生の秋から不登校になった。
行き渋りの頃、無理矢理連れていくことを繰り返した私。休みはじめた頃の娘は、もうエネルギーが枯渇してたんだな。元気もやる気も笑顔もなかった。
それでも、みんなが学校にいる時間は勉強することを強要していたんだ。
次第に荒れる娘。やる気はまったくなく。
…こうじゃない、なんか違う。
そう感じつつも。
でも、それを受け入れていいの?
そんな気持ちだったと思う。
信頼する小児科の先生に
「好きなことをやらせてあげなさい」
そう言われて、やっと受け入れることが出来た。
それからは好きなだけ
DVD、テレビ、漫画…
YouTubeにゲーム。
みんなは今学校で勉強しているのに…
これでいいの?
そんな葛藤があった。でも、この時間が必要だったんだな。
YouTubeやパソコンから
小説を書くという、大好きなことを見つけ、オンライン上にともに作品を作る仲間を見つけた。
"この子は人とコミュニケーションを取れるのか"そんな心配は必要なかった。
"勉強しなくていいのかな"そんな不安も、小説を書くために、歴史や地域のこと、漢字や言葉について…彼女は自分で調べていた。
ひたすら、好きなことを熱中するなかで「やりたい」を見つけ、そのために自ら学ぶんだな。
信頼するって…
信頼出来るような姿があるから信頼するのではなく、
まず"信頼する"があって、その思いで見守るからこそ、主体的な輝く姿を見せてくれるんだ。
そんな風に、好きや興味に邁進する娘を見守ったこの1年。
途中いろいろあった。
モヤモヤしたり不安になったこともある。
例えば…
お風呂を面倒くさがったり。
外出をしなくなったり。
お友達と遊ぶことがなくなったり。
だけどね…
#しあわせになれる自作自演モデル
この学びで、「信頼すること」が私のなかで腑に落ちたから、彼女を信じて見守ることが出来たんだ。
その先に、
同年代の子が参加するキャンプに自分から希望して申し込み、みんなと走り回り、一緒に食事をし、お風呂に入り、寝る前にはトランプ大会に参加する娘がいた。
その頃には、私のなかに
参加させたいなんて思いはなくて…
参加するもしないも、彼女が決めること。
そんな感覚だった。
インドア生活で真っ白なお肌の娘。
春の日差しのなか、たっぷり遊んだ2日間。
自分から周りの人に話しかける姿もあったそう。
自分の体力や気持ちを感じて、帰る時間を自分で考えて決めて伝えていた。もう充分に主体的だった。
そう、親がやらせたいことをやるのが主体性じゃない。
主体性とは、"本人が考えて決めてやり遂げる"こと。
それにはまず、本人がやりたいと思うことからじゃないかな。