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乳児期(0歳~1歳半)の子育て【信頼感】

幼児期は人生の土台となる時で、人の成長に大切な自己肯定感と大変かかわりのある重要な時期でもあります。

赤ちゃんのお仕事は何ですか?

はい、泣くことですね(^^)/

泣くのは赤ちゃんにとっての唯一の自己表現とも言えます。

お腹がすいた、おしめが濡れて気持ち悪い、眠たい、痛いなどの意思表示を泣くことでお母さんに伝えています。

泣けばお母さんが抱っこしてよしよししてくれる。おっぱいをくれる。おしめを代えてくれるなどのように、泣けば不快感が取り除かれるということが繰り返されていくことで、心地良さや安心感、満足感が育まれていきます。

これがこの時期に必要な「基礎的信頼感」の獲得に繋がります。

この基礎的な信頼感はこれから成長していくにあたって、とても重要で、この信頼感が獲得されている赤ちゃんは、お母さんの姿が見えなくても「どこかにいるから大丈夫」「すぐにもどってくるから!」というように不安をかんじることがなく、精神的に順調に乳児期初期へ移行し自立心が芽生えていきます。

このようなやり取りを少し簡単に精神分析的にお話ししてみます。
赤ちゃんが泣くことでお母さんは赤ちゃんの心理状態のイメージを作ります。「お腹がすいたのかな?おっぱいにしようね」「おしめが濡れているのかな?すぐに変えてあげるからね」「暑いのかな?タオルケット外してみようね」などのように赤ちゃんの泣き声から様々な情緒反応を感じ取ります。
一方、赤ちゃんはそのお母さんの優しい言葉がけや行動により不快感から解放され、すっかり気持ちよくなり、またスヤスヤ眠っていきますよね。その時赤ちゃんの中ではお母さんが投げかけたイメージによる行動や言語を内在化(取り入れ)を行い、それにより情緒が安定したことで、心理的自己の核がどんどん成長していくと言われています。

この時期のお母さんは、ぜひ、たくさん抱っこをして優しい声で話しかけてあげてくださいね。



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