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\水耕栽培/でグリーンカーテン!②たっぷりの蒸散量で窓辺を涼しく

水耕栽培で育てるグリーンカーテンはいい事いっぱい!
①旺盛な生育で早く広く大きく育つ
②たっぷりの蒸散量で窓辺を涼しく
③大量収穫!食べて美味しく健康に!

今回は、②たっぷりの蒸散量で窓辺を涼しく
を記事にします。



左ミニトマト 中央小玉スイカ 右ミニトマト

蒸散は植物自身の体温上昇を抑える自己防衛機能

水がたっぷり吸える環境だから、いっぱい吸ってたっぷり蒸散します

人の場合、暑い時に汗をかいて、汗が肌の表面から蒸発する時に周囲の熱を吸収し(気化熱)、体温の上昇を抑え、暑さから身を守ります。
植物も同様に暑い時は葉から蒸散をして、周囲の熱を吸収して葉の表面の温度を下げています。

水耕栽培は水がたっぷり吸えるから蒸散もたっぷり

水耕栽培では根から水も肥料もたっぷり吸える環境を保つことができるので、暑ければその分水を吸収して、たっぷり蒸散します。
養液の流れがあることで、植物は肥料や水分を吸収しやすい状態になっているのです。
詳しくは以下の記事をご参照ください。

土の栽培の場合は?

土の栽培の場合、土の中に水分があったとしても、根の表面から離れた場所にある水は吸う事ができません。
限られた水分を効率的に使って土栽培の植物は蒸散しています。
吸収する水分が少なければ蒸散も少なく、周りの気温を極端に下げる事はできません。

どのくらい水を吸っている(蒸散している)?

ホームハイポニカ303 ミニトマトの緑のカーテン

たとえは猛暑の時、このくらい育った1本のミニトマト、1日20~30㍑の水を吸収しています。
と言う事はほぼ同量の水を葉から蒸散していることになります。
つまり、常に窓辺をジワジワ打ち水をしている状態です。

暑さに応じて蒸散量が変わる、自動温度調節の天然のクーラー

更に、涼しい時間は蒸散量が少なく、暑くなるにしたがって、植物自身が自分の身を守るために蒸散量を増やして周りの温度を下げます。
以下の表をご覧ください。
1時間おきに養液の減り(補水量)を記録したものです。
これを見ると、状況によって植物が水の吸水量を変えている事が分かります。

この温度データについては詳しくは以下の記事で詳しく解説しています。

特に水耕栽培は根からたっぷり水を吸える環境のため、環境に合わせて水の吸収を増やすことができます。

植物自身が状況に応じて自動で蒸散を増やし、逆に涼しくなれば必要以上には蒸散しないので、水耕栽培のグリーンカーテンは自動温度調整機能のついた天然のクーラーになります。

ホームハイポニカ303型 ミニトマト栽培

光エネルギーを暑さじゃなく生長に変換

太陽の光は恵みと言われるにもかかわらず、夏になると暑さという悪者にされてしまいます。
シェードやよしずなどの日除けは、太陽の光(熱)を反射させたり、日除け自体に吸収して熱を溜め、室内に熱を入れない効果があります。
一方植物が日除けになるグリーンカーテンは、シェードなどの日除け同様、太陽の光(熱)を反射させたり、吸収させる効果がある上に、吸収した光エネルギーを光合成で生長やミニトマトやスイカなどの果実に変換させます。

夏の太陽は悪者なのでしょうか?
人の知恵と工夫で自然の恵みを悪者じゃなく貴重な恵みにしませんか?

次の記事ではホームハイポニカで育てたグリーンカーテンで得られた太陽の恵み(大量の収穫物)を紹介します。

まとめ

水耕栽培キットでグリーンカーテンを育てるメリットの一つ、「窓辺を涼しくする蒸散量」について紹介しました。

ホームハイポニカ303型小玉スイカとミニトマト
ホームハイポニカ303 小玉スイカとミニトマト
左キュウリ 中央ミニトマト 右小玉スイカ
左カボチャ 中央・左 ミニトマト
ホームハイポニカMASUCO 大玉トマト
ホームハイポニカ601 キュウリ

初心者でも旺盛に育てるポイント

植物は生きています。
季節や気候、その年の天候の影響を受けます。
水耕キットがあればいつでもどこでも旺盛なグリーンカーテンになるとは言い切れません。
でも、大事にして欲しいポイントがあります。
「初心者でも鈴なりミニトマトを育てる5つのポイント」を動画にまとめています。以下をご参照ください。

とまとん母さんの栽培サポート

また水耕栽培が初めての方でも安心して挑戦してもらえるよう、とまとん母さんのショップから水耕キットをご購入の方にはとまとん母さんが直接アドバイスする栽培サポートがあります。

猛暑を嘆き、避けて大量の電力を使ってあらがうのではなく、水耕栽培でグリーンカーテンを育てて、楽しみながら暑さも受け入れて、できる事をしてみませんか?

おすすめの水耕栽培キット

ホームハイポニカシリーズは大きなキットから小さなキットがあります。
グリーンカーテンを大きく旺盛に育てるには自動補水機能がつけられる、大型キットがおすすめですが、小さなキットも充分窓辺を覆います。
選び方は以下のページをご参照ください。

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僕たち植物はいつでも一生懸命です どんな環境でもどんな栽培方法でも、 その環境で精一杯の生長をしています。 育てる人のイメージ通りに育っていないなら、必ず僕たちなりの理由があります。 どうしてそうなったか? どうしてそういう生長をしたのか? それを考えて欲しいです。

とまとん母さんはそんな”とまとん”たち植物の代弁ができるよう、日々いろいろな条件での栽培に挑戦して情報発信をしています。
ご覧いただき誠にありがとうございました。

とまとん母さんのホームページにも水耕栽培情報満載です。

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