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「でもふり!」を拝読しました。あなたも推しを見つけてみませんか?【創作大賞感想】

 創作大賞2024の応募作品を読んで、推しができました

 それは「でもふり!(Demonic Freedom)」に出てくる、個性豊かなキャラクター達! 誰、と限定しない理由は後述します。

 魔法学生、事件捜査(ミステリ)、バトルアクション、友情 が好きな方は、是非一読をおススメします。

読む前に……

 読み応えのある内容に加え、登場人物一覧も分かりやすい

 しかも、アナログ、カラーでご自身のイラスト付き!!(ここ重要)

 私は画力の「が」の字どころか「g」もない(以前、ムー○ンを描いて「生首のカバ」と言われた。ファンの方、ごめんなさい)のでページを開いた瞬間、素で拍手した。本当に。 

 ちなみに、本文を読む前にビジュアルで決めた推しは「キュービエット」と「 呪脚じゅきゃくあお」。

 どのキャラクターも素敵でしたが、可愛いの権化とクールな見下ろしが決め手でした。

 きっちり登場人物の紹介がまとめられているページを読み込み、いざ本編へ

いざ、物語の中へ


 といいたいところですが、ネタバレなしって難しいですね。
 普段、感想文とか自分向けにしか書かないので、今更ですが温かい目で見てやってください。

 ストーリーを語るとネタバレになるので、それ以外で特筆すると、とにかくキャラクターが魅力的。なので、キャラクターを中心に少し語らせていただきます。

 そこで、冒頭の「誰が推しなのか」になるわけです。



 最初は魔法学院のシーンで、主人公・シャーリー(シャルロット)と契約している悪魔・キュービエット、主人公の師匠が登場します。
 
 この時点でキュービエットの小生意気さが、私の中で解釈大一致

 一人称が「オレ様」だったり、めんどくさがりながらも「しゃーねーな!」って助けてくれたり……。

 マラカスを振る水色の妖精や、錬金術師の妖精さんが好きだった私にはドストライク。私の中で、彼の地位は最後までトップを維持し続けました。



 さらに読み進めると、キュービエットと口論するシーンや、後半に向けて仲間と協力して敵に立ち向かうシーンを読んで、シャーリーの少女漫画を彷彿とさせる、お転婆さや頑張りが見えて推しに
(安易に推しが増える、オタクの悪い癖)

 ぜひ、シャーリーがキュービエットと出会ったきっかけとか、最後の生徒会長との関係性とか、これから登場する仲間との触れ合いとか深く知りたい。切実に読みたい



 話は少し戻り、師匠に言われて事件の捜査に向かう二人。
 事件現場で調査……し始めに、王立警官の三人組に捕まる。

 この三人が、また曲者。
 双子の姉妹が真面目なドジっ子のヒヨリと、天真爛漫なムードメーカーのリネット。そして、いつもこの双子に振り回されていそうな、冷静なナオト

 みんながみんな、「自分が一番しっかりしている」と思っていそうな三人組、大好物です。でも、みんな何かしらやらかしちゃう。

 こんなの、全員推すしかないじゃないですか。

 あえて、この中で「友人にするなら?」と問われれば、リネットでしょうか。暗い雰囲気を明るくしてくれて、誰にでも優しそうなタイプ(偏見)。仲良くしたい。



 警官トリオのドジにより、グレムリンを追うシャーリーとキュービエット。その先に出会ったのが「パペットマスター」と呼ばれるジュリアン

 聞けば事件の被害者の子ども。
 現場に来たシャーリーの第一印象は最悪、ジュリアンの人形たちに力試しをされながらも彼らと仲良くなっていく。

 バトルして認められる。ファミリーや組織の一員になるための通過儀礼のようでワクワクしてました。

 人形たちも熱血、クール、元気っ子、ギャルと個性豊かで、それぞれの能力を使うとき、人形を操るジュリアンの髪型が変わります。

 こんなの、未だ抱えている子ども心が見逃すわけないじゃないですか!

 とはいえ、推しを増やし過ぎると「ホントか?」と疑われそうなので絞ります。限界まで絞って、ギャルの「呪爪じゅそうさくらが推しです。ギャルのノリと技が猛烈にツボ

 なんなら一人称の「あーし」が出た瞬間に「推すわ」って思いました。爪はやばそう。

 ビジュアルで推していたじゃないんかい、というツッコミが来そうですが、既に推しなので絞り対象外です(ズルい)。

 彼の場合はクールの背後に見えるボケの気配をぜひ感じてほしい。



 最後に、シャーリーたちの前に現れる謎の少女・リリィ
 こういう、ませた女の子……可愛い~~好き~~!

 でもまだ小さいから、うまくいかないと頬を膨らませたり爆破の合間にカーテシーしてそう!

 そんで、ドンパンドンパチしちゃう姿とか「おじ様」っていうところが、ファミリーのボスの一人娘って感じがして好き
(いや本当のところ、どうなのかは分からない)

 と読みながら和んでました。(主人公達それどころじゃないけど)


最後に……


 まだ語りたいけど、語りすぎて作者の俄雨さんもドン引いているんじゃないか、と心配しています。

 この感想を読んでくださった方に、少しでも魅力がお届けできていればいいな、と祈りながら締めさせていただきます。

 未読の方は是非読んでいただいて、自分の推しを探してみてはいかがでしょうか

 ネタバレを避けるためストーリーは言及しませんでしたが、バトルシーンはワクワクします。
 読み切りとのことですが、続きや深堀が気になる作品でした。
 ありがとうございました。

 

 

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