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笑顔を自覚させる。笑顔をほめる。

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

笑顔のパワー!

新年、「笑う」ことに関する言葉はいくつかあります。

「笑う門には福が来たる」(笑門来福)
笑いの絶えない家には自然と幸福が訪れるという意味で、使われます。

「初笑い」
新年最初の笑いのこと。
おめでたい話や笑い話して、
笑い始めることで一年を楽しく過ごしていこうという意味で使われます。

次は遊びですが…

福笑い(ふくわらい)
正月遊びの一つで、目隠しをして顔のパーツを構成するゲームですね。
この笑いが新年の幸福を先取りしています。

ある農村で、
大晦日から新年にかけて大雪で外に出られなかった一家が、
絶望的な雰囲気の時に
福笑いを始めました。

そして、家族みんなで出来上がった顔に大笑いし、
その後も笑いが絶えず、
次の春にはその家が特別に豊作になったという話があります。

このエピソードが「福笑いは福を導く遊び」として広まるきっかけになりました。

福笑いエピソード

上の話を聞いたことがあります。

絶望的な雰囲気の中でも、
笑うことによって、前向きになるという素敵なエピソードですね。

国語の教科書にも
「笑うから楽しい」という教材が載ったことがあります。

楽しいから笑うのではなく、
笑うから楽しくなり、その楽しさがさらなる笑いを呼ぶんですよね。

これは、科学的にも証明されていて
実際に楽しい出来事がなくても、意図的に笑顔を作ったり声を出したり笑ったりするだけでポジティブな感情を感じやすいことがわかっています。

笑いを神にささげる。

そもそも「笑」の語源は、
巫女が両手を挙げて、身をくねらせて舞い踊る形なんだとか。

笑いながら踊り、神を楽しませようとする様子を表した漢字。それが「笑」だそうです。

人々は神に笑いをささげていたんですね。
そして、その力で地域の安寧を祈ったのです。

笑いは、神をも上機嫌にさせるというのがすてきですね。

「天の岩戸」と似たエピソードですね。

神様の心を揺り動かすのは、
辛さでも、苦しさでもなく、
人々の笑いであるというのが
私は好きです。

笑顔の素敵さを子どもに教える。

前置きが長くなりましたが、伝えたいのは、まさにこれです。

「笑顔ってすてきなパワーがあるんだよ。」というのを
子どもに伝えたいです。

笑顔の良さは知っていても
意外と子どもに伝えられていないのではないかと思うのです。

今のようなエピソードを語るのも1つの方法です。

それに加えて、
あなたの笑顔(表情)は素敵だよ。
というのを
しっかりと伝えたり、

あなたの笑顔(笑い声)のおかげで
こちらまで
幸せになるよと
伝えたりするのは、とても大切だと思うのです。

私は、我が子やクラスの子に、
「今の笑顔、めっちゃ素敵。こっちまで嬉しくなる。」と
よく伝えています。

意外と、みんな自分がどんな表情をしているか
分かっていないものですからね。

こういうのは、子どもが小さいうちから
繰り返し伝えておくことは、大切だと思っています。

最後に…。

私は、笑顔の力を信じています。

笑顔によって
自分も
周りも
明るい気持ちになると信じているからです。

今年もしっかり笑って、
一年、
笑顔いっぱいの素敵な1年でありますように。


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