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うちの子、家では、自分(学校)のことをあまり話さないんです。その原因は、会話のスタートにあり⁉

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

うちの子、家では話をしないんです。

私は高学年の担任をすることが多いです。
そんな高学年の保護者と話をしていると、
「うちの子、家では、自分のことをあまり話さないんです。」と嘆いている方に出会うことがあります。

また、娘の友達の親と話をしていても、
同様の話を聞くことが多くあります。

そういう場合、親が子供に話を聞く際に
①学校の話題ばかり聞いている。
②途中から注意やアドバイスに変わる。

という傾向があるように思います。

今回の記事では、
①学校の話題ばかり聞いている
という点に注目して書きたいと思います。

会話のスタートが、学校のこと?

話を始める際に、
「今日学校どうだった?」
「今日、楽しいことあった?」
「今日学校で何したの?」
という学校の話からスタートしていませんか?

私も何度かしたことがあります。

ただ、これを多用すると、
子どもはうんざりしてしまいます。

毎日毎日楽しいイベントばかりでは無いからです。
また、勉強の内容を説明しようとしても、
伝えるのが難しいこともあるからです。

だから、
「わかんない」「別に」「うるさいな」など、そっけない返事が返ってくることも多くあるでしょう。

そして、それ以上、会話も弾まない(笑)

学校の会話からスタートするのが悪いわけではありません。
行事や子どもが楽しみにしていることがある場合は、
どんどん聞いてみるのがいいと思います。

多用するのは、要注意です。


親子での会話は、
話す力や聞く力、コミュニケーション力、論理的思考力を伸ばすことができます。

また、自分の心や思考を整理することもできます。

さらに、親子の絆を深めることにもつながります。

家での家族との会話は、
充実したものにしたいものです。

では、どうすれば良いのでしょうか?

会話のスタートは、子どもの好きなことから?

それは子供の会話のきっかけを好きなものにすると言うことです。

同じ学校の話題でも、
体育が、好きなお子さんの場合、
「最近寒いけど、体育は何をしているの?」
「最近寒いけど、体育の時みんなどんな格好しているの?」

などと、話しかけるのは、良い会話のスタートです。

しかし、
毎日、一辺倒では、子どもも疲弊してしまいます。

だから、子どもが好きなアニメの話、ゲームの話、YouTubeの話、趣味の話など、子どもの興味がありそうなことを中心に話を始めるのが、お勧めです。

そういう話をしていても、
友達の話題が出てきたり、
途中、学校の話になったりと
いろいろな話題に触れることができるのです。

とにかく、親子の会話を楽しめるようにしたいものです。

最後に…。

学校の話を聞いてはいけないと言うわけではありません。
ときにはそれも必要です。

ただ、そればかりでは、いつか会話が弾まなくなります。

特に年齢が上がってから。

だからこそ、会話のスタートは、子どもが好きなものから。

こういう視点をもって話をすれば、楽しく会話をすることもできるでしょう。

親子の会話をしっかり楽しみたいものです(*^_^*)

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