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子どもをその気にさせることが、第一歩。
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
子どもをその気にさせる。
料理でも
そうじでも
図工の作品でも
子どもに一部を分担させるだけで、
子どもはその気になるということは
よくあります。
例えば、料理。
混ぜるだけ
切るだけをさせても、
「私も作ったんだよ。」と
得意気になっています。
図工の作品でも、
難しいところは、大人が補助して、
見栄えをよくしたとしても、
子どもは、全て自分が仕上げたような顔で
自慢をしてきます。
全て子どもにさせなければ意味がないと思われる方もいるかもしれませんが、
興味関心の入り口は
子どもをその気にさせることです。
その気になった子は
少しずつ知識・技能を身に付けていき、
自分でできる幅を増やしていきます。
料理の場合、
我が家は、我が子が高校生の時、
自分のご飯を自分で作るレベル
(ご飯、汁物、あと1~2品)になってほしいと
思い、少しずつ子どもに委ねていくようにしています。
注意点。
勉強に関しては、
注意が必要です。
算数の例でいうと、
親がほとんど解いて、
答えが出る直前だけ子どもに解かせるなんてことはしませんよね。
でも、
親が少しずつヒントを出したり、
図に表したりして
子どもに気付きを与えることで
解けるってことはあんではないでしょうか。
そうすると、子どもは
できたつもりになってしまいます。
まずは、上のような方法で子どもと解いた後には、
似たような問題を自力で解かせるようにするのが大切です。
私は、
パパ問題。
「パパモン」を自主学習ノートに書き、
それを解けるようにしています。
自力で解けた。解けるようになった。
ということが子どもの自信につながります。
最後に…。
全ての共通点は、
最初は親(大人)の補助が必要だということです。
補助しすぎると
過保護になりますし、
子どもも達成感がありません。
このバランスは、子どもの年齢に合わせて
考えなくてはいけません。
料理でいうと
我が家では、
小学校入学前:料理に興味をもち、一部手伝える。
小学校低学年:卵料理(目玉焼き、卵焼き、スクランブルエッグ)が作れる。
小学校高学年:1人で1品以上任せられる。(盛り付けまで。)
ぐらいを目標にしています。
○才ごろまでに、
だいたいどのくらいの力を身に付けさせたいかを
少しイメージしておくだけで、
関わり方が変わってくるのではないでしょうか。