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得るために、失う。覚悟の子育て。

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

失敗から気付くもの。

失敗してから気付くことってたくさんありますよね。
私は、たくさんしてきました。

この経験も大切だと思います。

人は、失敗(敗北)からしか学ばない。

って言葉もありますしね。

心に響く言葉

最近、こんな言葉に出会いました。

失って得る。
失って気づくじゃなく、失って得る。

きっと、
失敗から気付くと似た意味だと思いますが、

よりポジティブに感じる言葉だなと
心に残った言葉です。

「気付く」というと、今までは知らなかったものを偶然見つけたというニュアンスに感じます。受動的なイメージです。

「得る」っていうと、能動的な感じがします。

妻に言うと、「よく分からん。」と一蹴されましたが(笑)

とにかく、私は、「失って気付く」という言葉より
失って得る」という言葉に前向きさを感じました。

「得るために失う。」と言ってもいいかもしれませんね。

きっと子育てにおいても、
こんな場面はたくさんあると思います。

得るために失っていこう!

時間編

まず、一番に思いつくのは、子どもとの時間です。
子どもとの時間を得るために、
・スマホの時間
・掃除の時間
・手料理の時間
・片付けの時間。
など、意図的に省けるものは、省いていきたいものです。

例えば、我が家では、
手料理に重きを置きません(笑)

それよりも、家族で楽しく食卓を囲むことを優先します。

お弁当も冷凍食品が多いです。なんでしたら、冷凍食品を楽しく選んでいます(笑)

自分の話になりますが、
私は、子どもたちと過ごす時間を得るために、
マンガを読む時間がぐんと減りました。
本当はマンが大好きなのに…。こういうのは1人の時間ができた時にドバっと読むようにしています。

子ども自身編

子どもも、何かを得るためには、何かを失うという経験が大切だと思っています。

成績を上げるためには、自分のしたいことを我慢する時間が必要です。
欲しいものを買うためには、なけなしのお小遣いを使う経験も(笑)
オリンピックをテレビで楽しむためには、睡眠時間を削って…これはダメか(笑)

って、これらは無自覚に行っていますよね。

これらを自覚させるのは、とても大切だと思います。

・~~を頑張ったから、〇〇ができるようになったね。(自覚)

・〇〇ができるようになるために、今、~しているね。(事実確認)

・〇〇ができるように、今、~を頑張ろう。(未来予測)
・~すると、〇〇になるよ。(未来予測)
・〇〇したいなら、~~しないと。(未来予測)

こういう声掛けを繰り返しすることにより、
前向きに行動することができるようになります。

上の声掛けでは、
(過去こと)
(今のこと)
(未来のこと)と3つの視点で書きました。

いろいろな視点から声をかけることで、
子どもも素直に聞き入れてくれるでしょう。

最後に…

「~~しないと、鬼が来るよ!」
こんな言葉に出会ったことはありませんか?

ノート初期に書いた記事にも書きました。

どうせ、
同じことを子どもに伝えるなら、
プラスのメッセージを伝えたいと思っています。

今回は、
失って得る。
得るために失う。という内容を書きましたが、

待っている(得る)ものがプラスなら、
声掛けや経験も前向きなものにしたいと強く思いました。

まだまだ続く夏休み。
今日は、子どもと勉強をする予定です。
きっと子どもはいやいやするでしょうが(笑)

「やりたいこともあるけれど、
この勉強を頑張れば、2学期からますます勉強楽しいぞ!」と
前向きに背中を押しながら、
一緒に頑張りたいと思います。

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