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環境が、子どもの成長を加速させる。親ができる環境作りとは!!
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
周りのおかげで、真の6年生になる!
私は6年生の担任をしています。
過去に10回、6年生を担任しました。
6年生は大変ですが、
同じ高学年の5年生に比べて、
学級経営の面で楽なことがあります。
それは、
最高学年としての活躍の場を多くあるからです。
「6年生、ありがとう。」
「6年生のおかげで、」
「さすが、6年生!!」
このように、励まされることで、
子どもたちは、張り切って取り組むようになります。
全員ではなくても、
そういう雰囲気を作ることができると
全体の意識が高まります。
また、6年生は、
他の学年よりも、
学校のために働くことが多くなるため、
先を見越した行動が常に求められます。
最初の頃は、慣れなくても、
3学期になると、見違えるような動きを見せる子もいます。
最高学年6年生という環境が、
子どもをプラスの方向に押し上げているのを感じています。
子どもに限らず、
環境の変化によって、
プラスの方向に成長すると言う事は
よくある話ですよね。
さて、
先日、保護者と話をしていた時、
「6年生になって、習い事で陸上を始めました。
家に帰ると宿題をすぐに済ませ、練習着に着替え、仕事から帰る私を待っているんです。
以前にはこんなことがなかったのに!
時間管理がすごく上手になったなって嬉しくて。
練習でも、一番上の学年なので、周りのことを考えながら動いている姿をよく見るんです。
陸上を始めて変わりました。」
と言う話を聞きました。
この子にとって、
陸上が、とても楽しい習い事だったということもありますが、
環境が変わることで、
子どもにプラスの変化が見えたことがわかります。
同様の話はよく聞く話です。
特に、子どもが好きで始めたことの場合、
その変化は大きいように感じます。
もうすぐ進学や進級の時期を迎えます。
保育園、幼稚園に通っている子が小学校に通うようになる。
小学校に通っていた子が中学校に通うようになる。
大きな環境の変化もあるでしょう。
その時には子どもが大きく変わるチャンスだと思っています。
何気なく、新しい環境に飛び込むのではなく、
・物の用意。
・心構え。(見通し、目標、期待感、不安除去)
を意識的にして、
準備をしてから、新しい環境に飛び込みたいものです。
進級の場合も、
友達や先生が変わり、子供にとっては、
環境が変化します。
同様に、
物の用意や
心構えを
しっかりしておく事は大切だと思っています。
最後に…。
環境を整えることで、子どもはより良い成長をすることができます。
もうすぐ新学期です。
子どもの環境に変化が生まれる時期です。
その新しい環境を利用して、
子どもをプラスの方向に導いていきましょう。