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相手にされているって嬉しい。〇〇することは、構っているということだ。

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

それって、相手にされているということ。

ある研修会に参加した時、
講師の先生が
「授業中、子どもがノートに考えを書いたか書いてないかを確認する事は、
非常に重要である。」
と言われました。

「全員が書いてあることを確認する事は、全員を相手にしていると言うことだ。」

「その子に構っているということだ。」

と言うのです。

「人にとって構ってもらえると言う事は嬉しいことなんだ。」

「だから、まだかけていない人がいるときには、
「書きなさい。」と声をかけるんだ。」と。

その先生は加えて、
すべての子どもたちのノートに、
丸をつけて回るのだとも言われていました。

理由は同じです。

確認するとか
丸をつけてもらうなど、
ちょっとしたことでも、
かまってもらう事は、
嬉しいことなのです。

まずは、こういう受け止め方を子どもに教えたいものです。

その上で、
自分の子どもやクラスの子どもに対しても、
確認をするということを
おろそかにしてはいけないと思いました。

もちろん、
注意したり、叱ったりするためではありません。

1番はあなたのことに関心を持ってるよとメッセージを伝えるためです。

もし確認したときにできていなければなければ、
「やりなさい。」と声をかけ、
後からもう一度確認をすれば良いのです。

※子どもの実態によって、一緒にしたり、勉強(活動)の仕方を教えたりする必要はあります。

私の考え。確認したほうがいい場面3つ。

研修の講師の先生が言われる
【確認をする事は、その子に構っていることである】
という考えには大賛成です。

いろいろな場面で、確認する事はあるでしょうが、
私が特に確認をしたほうがいいと思う場面は3つあります。

1つ目は準備です。

物の構えができると、心の構えもできます。心の構えができている人は、スムーズに物事に取り掛かれます。

2つ目は、勉強(宿題)です。

勉強は避けて通れません。
誤解を恐れずに言うと、
自分の頭を使って取り組んだ時間=賢さ
なのです。

私はそのことを教育現場で何度も見てきました。

課題の答えを写したり、
人が言ったことをノートに書き写したりしているだけの人が、
気持ちを切り替え、
自分の頭で解くようになった時、
成績が飛躍的に伸びる姿を。

周りの人が勉強内容や課題をやったかどうかを確認するだけで、
子どもの勉強に対する取り組みが変わっていきます。

3つ目は片付けです。

人と一緒に生活する上で、
次の人のことを考えて片付けをする経験はとても大切です。
そういう習慣を身に付けるために、
確認する事は大切だと思います。


最後に…。

確認する事は、構うことです。

構われる事は嬉しいことなのです。

そういう意識をもって、
あたたかく子どもに関わりたいと思っています。

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