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未来を変える!シミュレーションの力とは?
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
子どもにとっては、未知の体験⁉︎
小さな子どもたちにとって、
日々の出来事は、
未知の領域であることが多くあります。
私自身、小学生の時に
買い物をするときに、
レジに並ぶのがとてもドキドキしていました。
小学生でもです。
何度もレジに並ぶうちに、
慣れていきましたが、
日常の些細な出来事も、
子どもにとっては
大きなハードルであることが多くあります。
そんな時には、
あらかじめシミュレーションをしておくことがお勧めです。
心の準備をさせる。
小学校では、学年が上がってくるにつれ、
様々な先生や地域の方と関わるようになります。
その時に、
担任の先生と、
簡単なシミュレーションを行っておくことがよくあります。
例えば、
他の学年の先生にお願い事に行く場合、
「それじゃあ、〇〇先生に会ったら、どう話しますかやってみてごらん。」と、緊張する実際の場面を想定して話す練習をすることがあります。
他にも、
友達とのトラブルの話し合いの際、
「自分が嫌だったことを、〇〇君にどう伝えますか?ちょっと練習してみよう。」
とか
「謝るにしても、どんな言い方で伝えますか?ちょっと練習してみよう」
などと、
言いにくいことをどう伝えるか、実際に声に出して練習させることもあります。
さらに、
何かの行事の際には、代表挨拶する子どもにみんなの前で練習させることもあります。
高学年の場合は、
ただ、原稿を読むのではなく、
聞いてくれている人とのやりとりまでイメージさせます。
「皆さん、今日のなんとかは楽しかったですか?」
(反応を受けて)
「そうですよね。私は〇〇が楽しかったです。0年生の人が特に楽しそうにしていたのが、私はとても嬉しかったです」
(皆さんは特にどの遊びが楽しかったですか?)
「たくさんの遊びを楽しんでくれたんですね。私たちも時間をかけて準備をしていたので、楽しんでくれてうれしいです。」
というように。
本番では、どんなリアクションが来るか分かりませんが、
少しでもイメージしておくことで、安心して臨むことができます。
もちろん、家でも。
このシミュレーション、もちろん家庭生活でも大切です。
例えば、
・電話での応対。
・宅配便の受け取り。
・来客の対応。
・地域の人と関わる時。
などなど、
子どもにとっては、
緊張したり、何を言っていいかわからなかったりする場面はたくさんあるのではないでしょうか。
そんな場面を大人が想定して、
遊びのように、
シミュレーション(予行練習)をしてみてはどうでしょうか?
最後に…
シミレーションに慣れてくると、
子どもは、
自らシミュレーションを行うようになります。
大人でもそうですよね。
(心の中でしたり、小さい声で練習したり…と。)
ちょっとした場面を見つけて
ときには、遊びっぽく
シミュレーションをしてみるのはどうでしょうか?