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娘の習い事。キーワードは、真剣勝負の場!
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
試合を通して学んでいくこと。
私の娘は、球技の習い事をしています。
毎週土日に練習を頑張っています。
私はそのチームの末端コーチとして関わっています。
月に1回程度ある試合に向けて一生懸命取り組んでいます。
ただ、
子どもたちにとって
試合の方が学びが大きいような気がします。
試合勘ってやつです。
以前中学校の部活を見た時にも感じました。
詳しくは下の記事に。
試合って楽しいし、
子どもたちの成長の場にもなるんですよね。
毎週試合がある環境。
下の書籍を読みました。
ドイツの10部リーグでプレーしながら、指導者として取り組まれているときの筆者のエピソードが書いてありました。
10部には16チームが所属していて、全チームとホーム&アウェイ方式で試合をする。冬や夏の決まった期間を除いて、ほぼ毎週、公式戦があるのだ。
ある日の試合に負けても、翌週にはまたすぐ次の試合がある。だから、1つの試合に負けたからといって、くよくよしているのはもったいないのだ。
勝っても負けても、試合が終わればいったん気持ちを切り替えて、次の試合に向けて、どうしたらいい試合ができるのか、どうやってちにいくのかを考える。
レアル・フライブルクは本当に弱いチームだったけど、それでも毎回、次の試合に向けて準備して、次の対戦相手に合わせた対策を練っていた。す
(中略)
中学の野球部でも、高校のサッカー部でも、大会のほとんどはトーナメントで、負けたら終わり。限られた機会だから試合に出られるのはごく一部の選手。それが当たり前だった。
だから、1つの負けがすごく尾を引く。1つのミスにすごく落ち込む。
悔しい思いを持たなければならない、という気すらしていた。
負けたことを悔しがらない奴は成長なんてできない。
ずっとそんなふうに言われてきたから、それが大事なことだって信じていた。
本当に自分が悔しいのかもわからないまま、負けたら悔しがるようにプログラミングされてしまっていた。
(中略)
彼らにしても、適当にサッカーをしようとしているわけじゃない。
試合になったらみんな本気でプレーしているし、勝とうと思ってピッチに立っている。そのために、やるべきことを考えている。
負けたら悔しいし、次の試合に向けて改善だってしたい。
10部の人たちは、働きながらプレーをしており、
家族の時間とサッカーの時間を両立させながら
生活をされています。
家族の時間、仕事、サッカーのそのちょうどいいバランスを、
みんなそれぞれが探しながら、生活されているようでした。
子どもの習い事にどう生かすのか。
読みながら、
毎週試合があることで、
試合での気づきを試合で訂正できる環境って
本当に魅力的だなと感じました。
試合=真剣勝負の場です。
上手くいかないこともあるでしょうが、
真剣勝負の場を毎週のように持つことができる環境って
すばらしいと思いました。
それと同時に、
真剣勝負の場が少ないと、
1つの負けがすごく尾を引く。1つのミスにすごく落ち込む。
という子も出てくるのかもしれません。
私の娘が所属するチームでは、
試合の時の反省を忘れてしまっている子もいるようです(笑)
いつまでも引きずっていられませんからね(笑)
定期的に試合があるということは
それだけ、真剣勝負の場で改善する機会があるということですね。
最後に…。これから!!
今、チームは代替わりの時期になっています。
新チームの本格的な始動に向けて、
どのチームも取り組んでいる時期です。
チームの形を模索しています。
そこで、私のチームでは監督と相談をして、
2月と3月は、月に2回程度、練習試合を行うことにしました。
やっぱり試合をする機会が多いほうが学びが大きいですから。
紹介した本のように
毎週、公式戦とはいきませんが、
真剣勝負の場を多くとり、
試合の中で学ぶ機会を多くとらせたいと思っています。
今日のキーワードは、
【勝負の場を多くとる】!