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子どもの時間感覚は、大人と違う。~子どもに時間感覚を身に付けさせるために
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
こんな経験はありませんか?
みなさんは、
子どもが
出かける直前になって、遊びを始めたり、
出かける直前になっても、動き出さなかったりして
「早くしなさい!出かける前でしょ!!」と
声をかけたことはありませんか?
また、
直前になって、慌てて不機嫌になる子ども前に
「〇〇している時間があったんだから、もっと早めにしておきなさい!」と
注意したことはありませんか?
我が家ではあります。
今もあるかもしれません。
これは、
子どもの時間感覚が大人と違うからです。
子どもは、
「今」のことしか頭にないのです。
一般的に
子どもが先のことを見通して行動できるようになるには、
・男の子は中学生ぐらい
・女の子は高学年ぐらい
と言われています。
もちろん、子どもによって差はありますが。
ですから、子どもが意識して
先を見越せる工夫が必要です。
我が家の工夫。
我が家は、2つの方法で
先を見通す工夫をしています。
①家族共用のカレンダーを目に見える位置に!
まずは、カレンダーです。
壁掛けのカレンダーに
家族の予定を書き込んでいます。
ほとんど奥さんが。
これをすることにより、
誰が
いつ
何をするかが
明確になります。
我が子の場合
習い事の試合の日がいつあるか分かっていると
それに向けて
練習や道具の準備など
自分で進められるときもあります。
また、こちらが余裕をもって
「来週、試合があるけど、今のうちにできることはない?」などと
声をかけることもできます。
②時計をいくつも用意する。
次は、時計です。
時計をいくつか用意しています。
これには、こだわりもあります。(笑)
詳しくは下の記事に。
子どもが時計を見て
行動することができるように
・リビングルーム
・台所
・洗面所
の3か所には置いています。
この時計は、針で動くタイプの時計です。
トイレには、
ウォシュレットの画面?にデジタル時計が付いていますし、
お風呂には、
温度設定の画面?にデジタル時計が付いています。
時計をいくつも置き、
子どもが自然と時計を見られるようにしています。
中でも、
一番子どもの目に入る時計は、
少し早めています。
特に朝は少しでも早めに行動してほしいからです。
時計の時間が早まっていると分かっていても
時々、
「うわっ、もうこんな時間だ!やばい!」と
行動を早めることもあります(笑)
意外とおすすめです。
…とは、言いつつ、
うちの次女は、
時計が読めずに苦労しました。
2年生の算数「時計学習」では、
大混乱し、
苦しみながら学習をしていました(笑)
ただ、時計を置いておいたことで
読まざる得ない環境になり
今では、困ることなく、読めるようになりました。
時計が読めない年齢の子には、
ルーティンタイマーがおすすめです。
詳細は、以下の記事に書いています。
上の記事で、アプリを紹介していますが、
卓上のタイマーもあります。
時間が減っていくのが視覚的に分かるのはいいですよね。
年齢に合わせた工夫で時間を意識することができます。
最後に…
子どもが先のことを見通して行動できるようになるには、
時間がかかります。
しかし、それをサポートしたり
それを意識させたりすることはできます。
カレンダーや
時計なども
使いながら、
子どもの時間感覚を成長させていってはどうでしょうか。