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給食時間が乱れている。これが最近の普通のなの?

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

今回は、給食の時間の話題を書きます。

給食の時間は、指導の時間

実は、給食の時間は、指導の時間と位置付けられています。
多くの学校で、給食の時間が授業時間と同じ「45分」なのも
そういう理由かもしれません。

多くの先生は、自分が給食を食べながら、
給食の指導もされています。

箸の持ち方や
栄養バランス
食事マナーについて。

ただ、最近、こういう指導を快く思わない保護者の方も増えてきていると感じています。

「食べたいものを食べたいだけ食べさせて。」
「食べたくないものを無理に食べさせないで。」

ここは、担任としても、指導の悩みどころですし、
確かに、「無理矢理」食べさせるのも違うと思います。

だからこそ、
1口でもOKにするとか。
今回は、いいから次回は…。

とするなど、子どもと相談して進めています。

こういう場面はどうでしょう。

給食指導の中に、
「時間内に、自分の決めた量を食べる。」というものがあります。
(もしくは、「時間内に食べられる量に調整して食べる。」というもの)

その中で、おしゃべりに夢中になって、給食を全て食べられず、
残してしまう子がいます。

そんな子には、
「時間内に食べられるかな?時間を気にしてる?」
「間に合いそうにないから、おしゃべりのためじゃなく、食べるために口を使いましょう。」と
声をかけることがあります。

すると、保護者から
「学校では、楽しく給食を食べさせないんですか!?」と
お叱りを受けることがあります。

ここに関しては、全く共感できません。

私の考えは、

①給食中はおしゃべりをしながら、楽しんで食べればいい。
そのうえで、
②給食を残さずしっかり食べる。(栄養バランスを考えて)

というものです。
給食の時間は、この2つをしっかりする時間だと思うのです。

おいしい給食を食べるのではなく、
おいしく給食を食べる。

そのために
友達と楽しくおしゃべりは、欠かせません。

しかし、おしゃべりが原因で、給食を残すようなら問題です。
時間内にきちんと完食することができるならOKです。

もし、その2つができないのであれば、
どちらかを我慢する必要があります。

もちろん、食べるのに時間がかかる子もいます。

その子も自分のペースを知り、時間を気にして食べてほしいと思っています。

最後に…

我が家では、三姉妹に対して
「給食で、元を取ってくるぐらい、しっかり食べておいで。」と声をかけています(笑)

おいしく食べる。
しっかり食べる。
時間内に食べる。

食べることをとことん楽しんでほしいからです。

だからこそ、給食の献立表をよく見えるところに貼り、
「今日の給食は、~~だな~。やったじゃん!」などと
朝の話題に挙げることも少なくありません。

お子さんに、嫌いな食べ物もあるでしょうが、
我が家でも、毎回は、なかなかできていない
箸の持ち方や
栄養バランス
食事マナー
食べ方について
声をかけてもらえる時間と捉えておくといいと思います。

今回の記事を読んで
学校の給食事情が少しでも伝わればうれしいです。

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