見出し画像

最初に働きかけるべき場所は、子ども自身ではない。環境だ。

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

非認知能力を育てたい。

私は、子どもたちの非認知能力を伸ばしたいと思っています。

それは、そういう力が今後、必要になってくると思ってるからです。

ただし、こういう力は、
国語や算数といった学習と同じように教えれば身につくものではありません。

下の著書にも書かれています。

子供たちの非認知能力を伸ばそうとする際、普通にものを教えるときの方法論を使うのは間違っているのかもしれないと思い始めた。
数学を教えるのと、同じ方法で気質を教えることはできない。
自制心の利点について、一言も話さなくても、生徒の自制心を育てられることがはっきりわかる。

私たちは子どもに何ができるのか。より一部抜粋。

その上で、
著者は、

非認知能力は、子どもを取り巻く環境の産物である。

子どもたちのやり、抜く力やレジリエンスや自制心を高めたいと思うなら、最初に働きかけるべき場所は、子ども自身ではない。環境だ。

要約

と述べています。

しかも…

環境とは建物の物理的なものではなく、子どもたちが経験する人間関係。
周りの大人たちが、子どもたちがストレスを受けているときにどう反応するか。それが環境。
そして、もっと身近で、大事な環境は、家族である。

要約

と言い切っています。

つまり、子どもたちが日々接する大人の行動や態度が、
子どもたちの非認知能力を向上させるのに、
とても重要なんですね。

親から学ぶ非認知能力!

その中で、
ストレスに対する対応面の話がありました。

ストレスが大きくなってくると…
感情制御ができなくなる。怒りとか失望などの気持ちを押さえられなくなる。
認知面では、複雑な指示に集中できず、学校生活にも不満を持つようになる。
などなど、ストレスと上手に向き合うって大切なのです。

私の以前、下ような記事を書きました。

マイナスの感情とどう向き合うかを
敢えて見せることで
学ばせていくという方法です。

夏休みは、親子で一緒に過ごす時間が増えるからこそ!

夏休み、親子で一緒に過ごす場面が増えるのではないでしょうか。

例えば、
・一緒にトランプをする、ボードゲームをする。
・オリンピックを見て一緒に応援する。
・旅行に行く(渋滞、忘れ物、天候不良)
・里帰りをする。

などなど、
いろいろな過ごし方があると思います。

そんな時、
マイナス場面で
プラスに振舞う姿を
敢えて見せるようにするのです。

敢えて、仕掛ける。事前に備えておく。

上の場面だと、
前もって、
・トランプで負けた時には…。
・渋滞の時には、こういう態度を取ろう。
・応援していたチームが負けたら…。
などと
行動を決めておくのがおすすめです。

演技プランを決めておくのです(笑)

そうすることで、
意図的に学ばせることができますね。

結局、マイナスの心から
いかに気持ちを切り替えて
プラスの心(行動)にうつすことができるかが
大切だと思うのです。

最後に…

今後の社会では、
非認知能力が大切になってきます。

それを知ったうえで、
子どもに接する。

それは、大切なことではないでしょうか。

いいなと思ったら応援しよう!