事業部長インタビュー 第二部 〜来る「2025年問題」に立ち向かう、LIFULL seniorでのチャレンジ〜
こんにちは!採用担当の松繁です。
今回は、弊社のメイン事業である「LIFULL介護」の事業部長、原田邦昭さんにインタビューさせていただいた内容の第二部です!
シニアマーケットについて熱く語っていただいた第一部に引き続き、これまで様々な領域のメディアを経験してきた原田さんに、LIFULL seniorの魅力とこれから挑戦したいことを語っていただきました。ぜひご一読ください!
▼シニアマーケットについて語っていただいた第一部はこちら
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LIFULL senior入社理由
ーー第一部ではシニアマーケットに対して魅力を感じていたとおっしゃっていましたが、転職活動を始めた時から、シニアマーケットを軸として転職先を探されていたんでしょうか。
いや、いざ転職しようって思った時は、最初はどのメディアに行こうかな、って視点で探していました。今まで多くのメディアを経験してきたので、次はどこのメディアにしようかな、という感じ。
メディアをグロースさせる役割になるだろうから、30代〜40代をターゲットにしたメディアが自分としては伸ばしやすいかな、とはじめは思っていました。マーケットも大きいし、一人当たりの支出も大きいので。
だからその辺を見ていたんですが、伸びているメディアを探していると妙にシニア向けのメディアがぶつかってくるんです。
しかもその中身を見てみると、正直古いと思いました。「これなら自分のほうがもっとうまいメディアを作れるのにな」と生意気にも思いました(笑)
ちょっと言いすぎましたが、まだまだ自分にもやれることがたくさんありそう、自分の知見が活かせそうって思ったんです。
ーーさすがですね(笑)。シニアマーケットで事業展開している企業が他にもある中で、LIFULL seniorへの入社を決めたのはどうしてですか?
簡単に言うと、「人」と「ビジョン」ですね。
「人」に関しては、社長含む当時の取締役3名とは入社前に何度もお会いして、業務やキャリアの面でいろいろ話をさせてもらいました。
「ビジョン」に関しては、転職時からすごくビジョンや想いが強い会社だなと感じていて。
みんな当事者意識を持って、本気でビジョン実現に向けて取り組んでいるんだなって伝わってきました。
自分もこんな人たちと、ビジョンを実現したいなって、心から思いました。
ーービジョンフィットは、転職時には大事な要素ですよね。それでは、LIFULL seniorに入社した時の印象を教えてください。
自分が入社したのは2019年で、その時は60人くらいの規模でした。実は、自分の採用が決まった時は、自分の役職もないし、メンバーもいなかったんです。
採用ポジションすらもなかったところに入れてくれたみたいで、社長付っていう謎の役職でした(笑)
でもそういう風に、ミッションもやることも決まっていないような環境が自分にとってはすごく面白くて、やって欲しいことを渡されるよりも自分で考えて進めていく方がやりがいを持って働けました。
今は事業部長とかいろんな部署のマネージャーとか役職をいただいていますが、今も実際役職にそこまでのこだわりはありません。
現在取り組んでいることと今後挑戦したいこと
ーー現在は事業部長として、LIFULL seniorではどういったことに取り組まれているのでしょうか。
ポジション上、あまり実務に関わっていないので、抽象度が高い話にはなってしまいますが、今は2025年に実現したいと思っていることから逆算して動いています。
2025年問題(※1)ってありますよね。2025年までに適切な情報を適切なタイミングで入手して、一人一人が「適切な介護サービスを選べる」状態にしないと、どこかで我慢や苦痛を強いられる人が増えてしまいます。
例えば、家族の介護が必要になった時、どんなタイミングで何を誰に頼ればいいのかわからない。そういった状態になった時、こういうところに頼ることができますよという情報を提供できれば、それだけで安心できると思うんです。
だから2025年の時点で、一人一人がどういう状態の時にどう行動すればいいのかをきちんと把握し、適切な選択ができる状態や仕組みになっていることが必要だと思っています。
それを実現するために、LIFULL seniorとして今どんなことができるのか、その次の1年では何をすべきなのかなど、計画を立てるのが私の仕事です。
※1:日本における後期高齢者(75歳以上)の人口が約2,200万人、要介護(※2)者の人口が約600万人になると予測され、日本の社会問題として注目されている。
※2:日常生活上の基本的動作についても、自分で行うことが困難であり、何らかの介護を要する状態のこと
(参照:https://kaigo.homes.co.jp/manual/insurance/youshienyoukaigo/)
ーー私たちが目指す社会が実現したのち、さらに取り組みたいことやチャレンジしたいことはありますか?
次の時間軸は2030年ですね。もし上記で述べた社会が実現していたら、老後や介護よりももっと手前の「住環境」という領域にチャレンジしていきたいですね。親会社の知見も活かせそうですし。
日本人って、世界的に見ても引っ越し回数が少ないみたいなんです。家族ができて家を買った後はずっとそこに住み続けるというのが一般的ですもんね。
でも、それって自分の老後にとって本当に幸せなんだっけって、一度考えて欲しいんです。
もし結婚して子供が生まれて家を買ったら、広い一軒家を買う家庭が多いですよね。さらにその後、子供が成人して家を出て行ったら、夫婦二人で広い家に住み続けるのはかえって大変じゃないですか。
その時に、ずっとそこに住み続けなきゃいけないという訳ではありません。もしかしたら買った家よりも賃貸住宅の方が住みやすいかもしれませんよね。でもそういう選択って、今あまり自由ではないんです。むしろ高齢者になると賃貸の物件を借りづらくなるのが現実ですから。そんな「不自由」な状況って、絶対に変えたいな、って思っています。
こうやって、いろいろやりたいことがあるんですが、やっぱりまずは「介護」というテーマが第一だと思っていますよ。なぜなら第一部でも言った通り、ここが一番の課題だから。
そこからどんどんできることや、やるべきことを広げていって、どの順番でどんな施策に取り組むと、どんな結果になるのかを予測して計画しています。これが自分の役割ですね。
ーーそのチャレンジを、原田さんはどういう人と一緒に取り組んでいきたいですか?
やはり、この日本で起こっている問題を、当事者意識高く自分事として考えられる人と一緒に仕事がしたいです。
新しい事業やサービスというのは、たいてい理解されにくいものです。本気で新しいことをやろうとすると、周りの人から否定されたりからかわれたりするんですよ。要は、かなりの確率で嫌な奴が登場してきます。これは自分の体験上、ほぼ間違いないと思います(笑)
そうなると、もし他人から言われたまま、そのアイディアを実現する程度の意識であったら、苦しくて耐えられなくなってしまうかもしれません。
だからこそ、「これは自分がやらなきゃダメだ」と当事者意識を持って取り組むことが重要だと思います。そのためには、「なぜそれをやらなきゃいけないのか」「なぜそういった未来を実現すべきなのか」って何度も話をしたいし、とことんお互い意見を出し尽くして、納得してできるようにしたいと思っています。だから自分の言葉で意見をはっきり語れる人と一緒に働きたいなと思いますね。
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今回は、二部にわたってマーケットの話からこれから実現したいことまで、色々とお伺いさせていただきました。原田さん、ありがとうございました!
▼シニアマーケットについて語っていただいた第一部はこちら
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