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心筋梗塞-御代替わり-入院(6)
奥多摩に行く
翌5月3日はマンションの理事会の用事で人と会う。私が倒れたことは伝わっていて、大丈夫かと健康を気遣われる。いやぁ、最初に運ばれた病院では病名がわからず、次の病院では心臓神経症って言われて、、、と苦笑い。一応、酒は飲めるようになったので、お酒を飲みながら話した。この日は、体調は大丈夫であった。
5月4日。そんな調子だったので、おそらくもう大丈夫と思い、前から約束していた10年来の山仲間と奥多摩に行く。特に息切れなどはなかったが、この山仲間にも先日の救急車で運ばれたことは伝えておいたので、ちょっとした坂道になると妙に気を遣って貰った。
奥多摩では、白丸というところまで電車で行き、白丸から鳩ノ巣までを歩く。そして、電車に乗って鳩ノ巣から御岳まで移動し、御岳で降りて、そこから軍畑までは川沿いを歩く。途中、沢井で昼食。
沢井では、この地名のついた造り酒屋の観光客を対象としたお店でお酒を買って飲み食事をする。休憩後再出発。軍畑に着く頃には奥多摩側の空が黒くなって雷の音がする。これは雨が降るなと思い、急ぎ帰りの電車に乗る。
余談だが、この山仲間の人は、府中に住んでおり、立川経由で分倍河原でおりたものの、大きな雹がかなり降ってきて、駅のホームから出られなくなり震える思いをしたとのことであった。
私は、黒い雲を背に一路新宿方向へまっしぐら。雲が追いかけてくるような感じであった。が、雹には遭遇しなかった。この日は即位を祝う一般参賀があったようだ。
12日ぶりに会社へ
5月5日、5月6日は自宅で過ごす。そして、5月7日。12日ぶりに会社に出勤。やはり最初に聞かれるのが、「どうだった?やはり心筋梗塞か?」の言葉だった。先にも言ったとおり、最初に運ばれた病院では病名がわからず、次の病院では心臓神経症って言われた、と説明する。
が、原因はストレスじゃないか、と勝手に思われ、なかなか心臓神経症が分かってもらえず、なんとなく気まずい思いをする。
この日は、一日中、連休中に溜まっていた仕事を処理した。会社帰りには、焼き鳥屋で酒を飲んだ。
5月8日、次の日に紹介状を書いて貰った病院に念のため診察を受けに行くと告げ、会社を後にする。そして、5月9日がやってくる。
・・・心筋梗塞-御代替わり-入院(7)に続く