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ベンチプレスの科学的考察(記録更新を目指して)

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このマガジンではベンチプレス強化に向けた物理特性や最新の研究知見を解説しています。ベンチプレスの記録向上やスランプ脱出、パワーリフティング、骨格筋肥大を目的とする際に大変参考にな…
パーソナル指導やスポーツ現場での利用、自身の記録更新に必ず貢献できると自負しています。 是非ともご…
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#1RM

1RMを増強するのに必要なトレーニング・プログラムの最重要事項【2023年版】

今回はトレーニングのプログラム設計の記事となります。 特に、ベンチプレス、スクワット、デッドリフトなどの1RM(One Repetition Maximum)を効率的&エビデンスベースで増強するための方法をいくつかの論文の結果を提示しながら集約していきたいと思います。 特に昨今で注目を集めている 『Mixed Session Periodization』 にも注目して取り上げていきます。 プログラム設計を理解する上で重要なポイントは ▷筋トレ初心者 ▷筋トレ経験が長い

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トレーニング・ボリュームに惑わされるな!パワーリフティングのための明確なトレーニング方法を紐解く

これまでに様々な研究論文でトレーニング方法の検証が行われてきています。 今現在、トレーニングで最も重要な変数と言われているのが【総トレーニング量:Training volume】です。 これは2017年のSchoenfeldらの大規模研究によって明らかにされた概念です。 彼等の解析では強度、セット数、頻度、反復回数等々よりも、それらの合計値であるトレーニングボリュームが大きければ大きいほどトレーニング効果(筋肥大)が最大となるという結果を示しています。 この研究は過去

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ベンチプレスの1RMを決定する構造的・技術的・神経筋的要因で最も重要な要素とは?プログラムに組み込むべき補完的種目に関して

今回はベンチプレスの1RMを強くする要素に関してご紹介していこうと思います。ベンチプレスの1RMに関わる要因は ❶構造的要因 (体組成:筋横断面積、骨量、脂肪量、徐脂肪体重量、羽状角、筋束長…) ❷技術的要因  (アーチの高さ、レッグドライブ力、バーベル軌道、上肢長…) ❸神経筋的要因  (各筋の筋電図活動、最大筋力、等尺性筋力…) の3つの要因に分類でき、それぞれに多数の変数が含まれています。 上記の要因と変数でベンチプレス1RMに重要なものを明確にし、プログラムへの落と

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