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食べるということ-4
血糖値を下げるために正確な知識が必要で、間違った知識を正す必要があった。
間違っていたのは「根菜類」に関する知識。
例えば「蓮根」。蓮根には豊富な食物繊維が含まれていて、一般的には血糖値を下げる効果があると言われている。でも、まず食物繊維の「血糖値を下げる効果」から正していかないといけない。食物繊維は「血糖値を下げる」のではなくて「糖の吸収を緩やかにする」効果がある。
「糖の吸収が緩やかになる」と急激に血糖値が上がった時と比べて「インシュリン」の分泌も緩やかになって内臓に対する負担が減る(インシュリンは膵臓のランゲルハンス島というところから分泌される)
糖質の多い食事「米」「麺類」「パン」などで米が最も繊維質が多く「そば」や「玄米」であればもっと繊維質は多くなる。でも間違っているのは米よりも玄米の方がカロリーが低いのではない。同じ量を食べれば摂っている糖質の量はほぼ同じになる。ただし繊維質のおかげで吸収が緩やかになって内臓負担も減少する。
良く、「玄米やそばを食べているから大丈夫」と言うのは間違い。
さて、蓮根だけど、実は糖質がとても高い。芋類と同じように考えた方が良い。
元々、根菜類が「太って」いるのは栄養を溜めるためなので糖質が高くて当然なんだけど、間違って考えることも多い。
大豆を除くと豆類や木の実は糖質が高いものが多い。(アーモンドは低め)
人参なども実は糖質が高め。でも、こうやって「何が糖質が高いのか?」という物差しだけで食べるものを制限してしまうと「食べられる」ものが大幅に減ってしまうので、その辺りは「どの程度体調に関連があるか?」で判断した方が良いように思う。
人参にも糖質以外の大切な栄養素(βカロチン等)が含まれているので食べるのは構わないと思う。芋類などと比べると糖質の量も少ない。
豆類にも糖質は多く含まれている。現在では「大豆ミート」や「グルテンフリー」などで大豆が注目されているが、グルテンもタンパク質の一種で大豆に含まれているタンパク質と同質ではないが人体に必要な栄養になる。
一部の有名なハリウッド女優やスポーツ選手が「グルテンフリー」を推奨することで有名になってしまったが、別に讃岐うどんが体に悪いわけではない。
精製された小麦粉やデンプン類は必要な栄養素を削ぎ落としていることで糖質以外体にはあまり有用ではなくなっている程度の認識で良いと思う。
それでも「デンプン類」を「大豆タンパク」に置き換えることは糖質を落とすのにとても有効な手段だと思う。大豆タンパクを利用したパスタや麺類、ソイミートなどは現在とても注目されているけれど、これらに規定などはないし、別にそういう食品を使わなくてももっとリーズナブルに大豆を使ったレシピは沢山存在する。
もちろん口に合わない、臭いが嫌いな人もいるし、大豆以外にも低糖質な食べ物は沢山あるから、これらを上手く組み合わせて美味しく食べて糖質を抑えればよいと思う。
またレシピなんかは少しずつ書いていこうと思う。