春の花は「冬」に飾るのがおすすめ。人気のラナンキュラスを暮らしにとりいれてみませんか?
こんにちは! オンラインD2Cフラワーショップ「LIFFT」公式note編集部です。
2月も半ば。徐々に春の足音が近づいていますね。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
冬になると、花屋さんの店頭には早々と春のお花が並び始めます。
その主役ともいえるのが、チューリップやヒヤシンスなどの「球根花」。
室温に応じて花弁が開いたり閉じたり…。または茎が伸びるのものあり、とても表情豊か!
春の花を飾るには少し早く感じるかもしれませんが、ほとんどがハウス栽培されている切り花においては、「冬」が一番の旬なのをご存知でしたか?
春の人気者、ラナンキュラス
低温でじっくり育った花は身が引き締まっていて、色乗りも抜群。
中でも、おすすめなのが今回の主役「ラナンキュラス」です。
薄い花びらが幾重にも重なる姿が愛らしく、不動の人気を誇ります。
また、種類がとても豊富なので、シーズンを通して様々な飾り方が楽しめるのも魅力。
今回はそんなラナンキュラスをご紹介すると共に、簡単に暮らしに取り入れられる飾り方をご紹介します。
まずは基礎知識から
ラナンキュラスは、地中海沿岸、西アジア、ヨーロッパ南部を原産とするキンポウゲ科キンポウゲ属の植物。
「ラナンキュラス Ranunculus」の花名は ラテン語で「カエル」を意味する"rana" を語源とします。
なんでも、原種のラナンキュラスが湿地を好み、葉っぱの形が「カエルの足」の形に似ていることが由来なのだとか。
その原種は5枚の花びらをつける、黄色い花で、「バターカップ(Butter Cup)」というなんとも可愛い別名をもちます。
そんなラナンキュラスの代表的な花言葉は「とても魅力的」「晴れやかな魅力」など。
最大の特徴のひとつである見事な花びらは、100枚から多いものだと250枚程!
さらに近年では、切り花用の品種を中心に改良が急激に進んでおり、カラーバリエーションの多様化は序の口…
花びらにフリルがついた品種や、ワックスでコーティングされたかのように艶のある品種が登場するなど、存在感をさらに増しています。
スタンダードな「カメリア」咲き
めしべが突出した、「モロッコ」シリーズ
フリルが華やかな「アネモネ」咲き
花びらがツヤツヤ輝く「ラックス」シリーズ
ラナンキュラスをいけてみる
ラナンキュラスは形のばらつきが比較的少なく、お花の初心者でもいけやすい花。
ぜひお好みの雰囲気に合わせて、選んでみてください。
●まずは単品でシンプルに
初めて飾るなら、ぜひラナンキュラスだけを1~2色、カジュアルにいけてみてください。ラナンキュラス特有の花姿を存分に楽しめます。長さにばらつきが出るようにカットすると、どんな空間にも馴染むナチュラルな印象になります。
長さを揃えて顔を寄せるようにしていけると、ブーケのような佇まいに。ラナンキュラスの丸みのあるフォルムが強調され、可愛らしい雰囲気です。
●グリーンと合わせてナチュラルに
グリーンを2、3本添えると、全体に動きが出て、自然な表情を見せてくれます。
小ぶりな葉と合わせると軽やかに。
大ぶりな葉と合わせると、華美な印象になります。
他にも、季節の草花と合わせてみたり、1本ずつ小瓶に分けていけてみるなど、種類が豊富なだけに色の組み合わせや飾り方は無限大です。
見ているだけで気持ちが明るくなるラナンキュラス。様々な色や形のものと出会えるこれからの季節がより一層楽しみになりますね!
LIFFTでは、今回ご紹介したラナンキュラスを始め、採花したての旬の花をフローリストが美しくデザインし、みなさまのもとへお届けしています。