はじめに
約1年前に界隈で話題になった映画『杜人(もりびと)環境再生医 矢野智徳の挑戦』を観てきました。
どんな映画なのかは、タイトルの通り、矢野さんという環境再生医をされている方の思想・活動を紹介するものなのですが、それだけでは伝わらないと思いますので、監督をされた前田せつ子さんの文章を紹介します。
感想メモ
結論、観に行ってとてもよかったです。私としては吉原史郎さん・優子さんのご縁のおかげで映画を観るちょうど前に、書籍「土中環境」シリーズが売れている高田広臣さんのワークショップに参加することができていました。そのおかげでわずかながら実感を持って観ることができました。
以下、感想メモを載せます。
・土中環境の高田宏臣さんのワークのいい復習になった。
・人間目線ではなく風目線
・すでにあるコンクリートとの共生
・宮城、福島と馴染みのあるエリアが出てきて感じ入るものがあった
・個々の再生活動がどのくらい持続可能かは、近隣の自治体などが何目線でまちづくりをしているか、どんな価値観、評価基準で意思決定しているか、の壁にぶちあたるのだな。これは組織づくりが経営トップの判断にいきつくのと同じや。
・いのちの循環中心社会に正当な位置を与えられること。
・自然界の営みよりも、コンクリートの方が安全だと捉える視点。
・直線で整った景色は綺麗なのか。どんな景色は美しいと感じるのか。美学。
・組織におけるダムとは何か。人間の心の流れ。営みというレイヤーと、事業を回す機能、仕組みというレイヤー。
・自然環境から一方的にもらって生きているということへのリアリティが増した。
・人間の心臓が、人間をひたむきに生かそうとするように、地球もまたひたむきにひたすらに、いのちを巡らせ続けている。それが色んな形で私たちの目の前に現れている。
・きれいなものだけではなく美しいものに心動かされる感性を取り戻していくこと。
さいごに
先に観に行っていた友人からガイドブックは買った方がいいよとオススメされていたので実際に買ってみると「確かに!」という満足度でした。これから行かれる方はぜひ購入されることをオススメします。
今日まで知らなかったのですが、パンフレットはクラファンで完成したのですね!有難い。