【プチ日記】性弱説という人間観に立ち、組織の制度を設計する。
ここ最近、約150名に影響のある制度の設計をしているのですが、大切なことはどのような人間観で設計するかだと思っています。
書籍「ティール組織」が発売された当初に惹かれて以来、実践探究を進めて早6年目となっているのですが、その途中からこれは私の解釈ですがティール組織の人間観は「性弱説」である、と捉えるようになりました。
性善説でも性悪説でもなく、ある種そのどちらも含んでいると言える「性弱説」についてはUSJをV字回復させ、稀代のマーケターとして活躍されている森岡毅氏の書籍が分かりやすいので紹介します。
この性弱説という人間観、レンズで捉えるならば、どのような制度になるでしょうか?
詳細は書けないのですが、人はサボりたくなる・忘れることがあるといった性質を許容する、言い換えれば、その性質が発揮されたとしてもその制度単体では社外からの評判・評価は現状維持にはでき、マイナスは増えない見込みが立つアイデアを練っていっています。(こう書いても伝わらないですよね 汗)
ディスカッションの中で、自身から出た上記のアイデアは振り返ってみると性弱説に立っていると思えると同時に、その観点で捉えることが大分馴染んでいるのだと気づくことができました。
性弱説に基づく組織づくりについてはこちらの記事がオススメ。
また、今いる環境の中では、上記と同様に「人に直接働きかけるのではなく、人が影響され、動かされるものに対して働きかける」という実践を積んでいます。
書きながら気づきましたが、これは3年前にこちらの記事で書いた、
「場(環境)から関わることを主として、補助的に直接関わるというスタイル」と言い換えることもできそう、という意味では同じテーマをコツコツと研鑽しているのだなぁと我ごとながら気づかされますし、改めてテーマについて自覚的に、意識的に取り組み、引き続きスキルアップに勤しみたいと思います。