栄養情報① 梅雨バテに良い食べ物とは?
梅雨時期には湿気が多くなり、私たちの体内にもその湿気が入ってきます。
湿気には「外湿」と「内湿」の2つのタイプがあり、タイプごとに目立つ症状も異なります。
〇外湿
身体の外側、つまり大気中の湿気(湿度)のことを指します。
空気中の湿度が高いと人体にさまざまな影響を及ぼします。
[症状]
むくみ、だるさ、皮膚トラブル、尿トラブルなど
〇内湿
内の湿気(水分)。水分の「量」だけで無く、その「質」も関係します。
体内の水分代謝の異常や低下によって蓄積された余分な水のことです。
「水毒」とも呼ばれます。
[症状]
胃もたれ、下痢など胃の不調、食欲不振、倦怠感など
外湿と内湿でそれぞれオススメの食べ物が異なりますので、下記にて解説します!
≪外湿にオススメ≫
◎利尿作用がある食べ物(カリウムが豊富な食材)
・野菜(ほうれんそう、小松菜、かぼちゃ、アボカドなど)
・イモ類(じゃがいも、里芋、さつまいもなど
・果物(バナナ、りんご、キウイなど)
・豆類(大豆、枝豆、そら豆など)
・海藻類(ひじき、わかめ、昆布など)
※カリウムは、水溶性で水に溶けやすい性質
をもっています。
茹でると失われやすいため、汁ごと食べる煮物やスープの調理法がオススメです!
◎発刊作用のある食べ物(体を温める食材)
唐辛子、しょうが、香辛料など
≪内湿にオススメ≫
◎胃を元気にする食べ物(アミラーゼなどの消化酵素を多く含む食材)
インゲン豆、山芋、大豆製品など
◎胃を温める食べ物
ニンニク、しょうが、キムチなど
◎湿気を取り除く食べ物
ハトムギ、とうもろこし、小豆など
まだまだ梅雨の季節は続きますが、食べ物から皆さん元気になり、繁忙期を乗り越えましょう!