思考に追われる日常から、自分の声を聴く時間へ
気づかないうちに、ついつい脳に振り回されてしまうことってありませんか?
【私たちの脳は常にフル回転】
私たちの脳は、常に働き続けています。次から次へと、絶え間なく何かを考えています。
今日は出かける前にお洗濯をして、
クリーニング屋さんが来るまでに買い物も済ませておかないと。
夕食は何にしよう?
明日は子供の遠足だから、お弁当の準備もしないといけないわ。
クライアントとの会議は何時だから、それまでに資料を用意して…。
来週のアポを入れて、接待のお店も決めないと…
こうして、私たちの思考は休むことなく働いてくれています。
過去のことや未来のことをあれこれと考え続けています。
それって、まるで自分のことを考えている時間のように思えますよね。
でも、それは本当に「自分自身」を考えている時間なのでしょうか?
【本当の「自分を考える」とは?】
これまで私は、こうしたタスクも「自分に関わること」だから、
「自分のことを考えている」と思い込んでいました。
でも実際は違いました。
本当に自分を考えるというのは、
「今、私は何を感じているのか」
「私の体は何を求めているのか」と、自分の内面に目を向けることです。
私も以前は、仕事をしている時、ベッドの中で
「何時に家を出て、何分の電車に乗って、駅でコーヒーを買って、会社に何時までに着く」というように行動計画を立てることが
「自分を考えること」だと思っていました。
でも、実はそれは違うんです。
【行動と自分を感じることの違い】
私たちは、自分の思考に従って行動しています。
それは一見「自分を考えている」ように思えますが、
実際には感情や体の声に気づかずに過ごしていることが多いのです。
例えば、暑い日の電車の中で、
「人が多くて暑苦しい」「冷房が効いていない」「周りの人がうるさい」
と思考は巡りますが、肝心の「自分がどう感じているか」には
気づいていないことがよくあります。
もし、その瞬間に「私は暑くてつらい」と
感じることに耳を澄ませることができたら、
「今は暑いから、水が飲みたい」といった
体の声も聞こえてくるかもしれませんね。
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