【今週のニュース第42回】“ 発酵乳が健康に有益な野菜由来の機能性成分カロテノイドの吸収を促進することを日本栄養・食糧学会にて発表”
【第42回】
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発酵乳が健康に有益な野菜由来の機能性成分カロテノイドの吸収を促進することを日本栄養・食糧学会にて発表
野菜には多くのカロテ(チ)ノイド(β-カロテン、α-カロテン、リコペン、ルテインなど)が含まれており、ヒトの健康に有益な効果をもたらすことが知られています。
自然界に存在する、赤や黄色の鮮やかな美しい色素を総称してカロテ(チ)ノイドといい、600種類ほどあり、ヒトの血液中には20種類以上のカロテ(チ)ノイドがあります
例えば、にんじんに含まれるβ-カロテンはにんじんに含まれ、夜間の視力の維持、皮膚や粘膜の健康維持を助ける機能、リコペンはトマトに含まれ、血中高密度リポタンパク質(HDL:high-density lipoprotein)コレステロールを増やし、血圧を低下させる機能、ルテインはホウレンソウに含まれ、目の疲労感を和らげる機能、があることが報告され、栄養補助食品や、機能性表示食品の関与成分として知られています。
しかし、カロテノイドの吸収率は低く、その吸収性を高めるためにさまざまな手段が検討されてきました。
そして今回行われたおでは、野菜と発酵乳の同時摂取は、健常人の食事由来カロテノイドの血中濃度を有意に高め、吸収性が高まることを明らかにしました。
今回使われた乳酸菌は、L. delbrueckii subsp. bulgaricus OLL1251およびS. thermophilus OLS3290だそうです。
L. delbrueckii subsp. bulgaricusは日本語にするとラクトバチルス デルブリッキィ 亜種 ブルガリクスとなります。
この菌を発見したのはブルガリア出身の医学部生であったスタメン・グリゴロフさん。
この菌の生息場所は、ヨーグルトやチーズなどの酪農製品に限定されます。
ブルガリクス菌はヨーグルトらしい風味の元である「アセトアルデヒド」を多く産生します。
ということで、ヨーグルトに入っています。
ヨーグルトと一種に野菜や果物を食べましょう。
免疫に関する論文も見つけたので興味ある方はご覧ください
ヨーグルト乳酸菌 Lactobacillus delbrueckii ssp. bulgaricus が 産生する菌体外多糖の免疫賦活作用
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