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第25話 天が望んだ男

馬から落ちた・・・
脳梗塞とも糖尿病とも毒殺ともとれるような描写で
頼朝、落馬
さすが、三谷幸喜氏の脚本だわぁ~

辻堂駅、南口から歩いて10分ぐらいのところにある
「源頼朝公 落馬地」と言われている案内板があります
ここから、東方面に歩くと鎌倉に向うことが出来て、
鎌倉時代の史跡を多く見つけることができます
逆にここから西に向かえば茅ケ崎市の「旧相模川橋脚」に
行くことができます
真偽のほどは、知りたいけどその時代に生きていたわけではないので
想像するしかないかもですね
吾妻鏡も欠落年間ですから・・・

さて、頼朝は不安に悩まされて悪夢も見るようになり
阿野全成に助言を求めている
阿野全成も頼朝の深刻な状況を理解してはいるが、
対応しかねて適当なことばかり言ってしまう
結構、あの適当なキャラは好きですw
ある意味、その適当さがあったらなら頼朝はあそこまで
追い詰められなかったかもしれないと思います

不安にさい悩まされた時に人は何かにすがりたくなるのは当然です
人が生まれた瞬間、生き残るために自分で行動を起こすと言っても
泣くことぐらいで、自ら進んで食べ物や水分を得ることができません
そのため、他者の手が必要となり
他者がいなければ生存すること生き延びることが出来ません

成長するにつれて様々なことを経験しながら他者がいなくても
なんとか生き延びる方法を試しながら生き残る方法を模索します
そのような時に、他者が行っていた行動や言語をみながら学んでいきます

頼朝は京育ちであったことや、神宮大宮司の藤原季範の娘が母であったり、
前回の話でも分かるように比企尼から「私が差し上げたかわいらしい観音様を、あなたはご自分の髪の中にしまわれて尼の思いは片時も忘れません・・・」と宗教を重んじていた環境で育てられたことが想像できます
また、京と言えば方角を重視したり縁起を担ぎます
宗教や縁起や方角を重視した環境の中で育てったからこそ、
「方違え(かたたがえ、かたちがえ)」(読めませんでしたw)

などを思いついたのではないでしょうか?

過去の経験や知識から発想された思考を使い、
少しでも不安と感じている感情を軽くする行動を思いついた瞬間です

また、今まで優遇されて育った環境から伊豆に流人になり
本心から心が開ける相手が安達盛長だけだった(?)こともあり、
人を信用することが出来なくなっていたことも影響されているようにも
感じました
もし、優遇された中で育っていたなら、何をしても裏切らない相手の
作り方や助言への耳の傾け方も身についたかもしれません
良いことばかりではないでしょうが・・・

もし、側に頼朝と全く違う発想のある人がいたらどうでしょうか?
例えば「人間万事塞翁が馬」と言ってくれる人がいたら、起きた出来事に
立ち止まらず、その心のポジションを変えることが出来ていたら
楽になれたのではないでしょうか?

自分の成長のために・・・楽になるためにも自分を守るためにも、
人とのコミュニケーションは、必要なものと思っちゃいますね


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ライフリメイクタナカ
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