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第31話 月の下で

2週間ぶりの大河ドラマ
土曜日の昼間に再放送を見損なっていたので、
先週の終わりに道長がまひろに会いに来たことしか覚えてませんでした
まひろが「申し訳ないことながら、かささぎ語りは燃えてしまって、
     もう、ないのでございます」
の一言で「あれ?なんの話してる?先週は・・・お休みだったから?」
と、自分の記憶のなさに慌ててしまいました

今回は、まひろの「人って、何なんでございましょう」
この一言がテーマだったように思います

まひろは、この一言から物語のアイディアを考え始めます
ただ、昔のまひろとは違い、さまざまな人から情報を集め
話を聞きながらアイディアが降りてきたような描写がありました

物語が降りてきた感じでしょうかね?

さて、ここからまひろの心が大きく動き、
まひろの心の中のものがフルに動いていることがわかります

人の心のには行動に現れる特徴を出す機能が5つあります
(6つと言う所説もあり、どちらも間違っていません)

厳しい私
思いやる私
考える私
合える私
自由な私

例えば、もうすでに道長に渡した物語を修正しているまひろに対し
父の為時「それはもう、左大臣様にお出ししたのであろう?」と言われ
まひろ 「こうした方が良いと思うところがあちこちにあって、
     直していると止まりませぬ」
為時「お出ししてしまったのに、まだ直すのか?」
まひろ「はい、物語は生きております故」と自分の価値観を曲げない
厳しい私の心

道長と月を眺めながら亡き直秀を思いやり、道長へのエールとして
「おかしきことこそめでたけり」と伝える
思いやる私の心

さまざまな、話を聞き物語を構成していくまひろの考える私の心
また、道長に物語を読ませて笑っている道長を観察し、
「これで良いのか?」と考える私の心を使っているまひろ

道長が物語を読み終えて賢子が部屋を覗きに来た時に、
道長が「おいで」と言った瞬間、道長の申し出にも
賢子の「良い?」という目線に答えて頷くまひろは、
合わせる私の心を使い双方の気持ちに合わせて平和にこの時が
流れること選んだように思います
だって・・・ここで「あなたの子です」って言えたもの
言えてしまうとちょっと違う心を使ったことになりますが、
このシーンは、本当のことを知っている方々には、
ジ~ンと心が熱くなる優しい私の心が動いた人もいらっしゃれば、
気がつけよ!と厳しい私の心が動いた方もいらしたかと思います

さまざまな話をワクワクしながら聞き、
さまざまな話から物語のアイディアを膨らませて
周囲の目を気にすることなく、うろうろと歩いているまひろは、
自由な私の心が動き動いていたのではないでしょうか?
その行動を見て
いと「お方様はどうにかなってしまわれたのでしょうか?」
と、優しい私の心が心配からの行動を起こし、
為時「左大臣様の頼みに応えようとしておるのだろう。
   ほっておいてやろう」
もまた、優しい私の心が動き見守るという行動をしています

観察可能な範囲で5つの心は皆持っていて、
適時・適応・適量に使いこなしていれば良いのですが、
どうしても偏ってしまう心のクセを人は持っています

「人って、何なんでございましょう」
まひろの一言は永遠の謎なのかもしれません


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