雷雲

おやつの時間
この時間の下り電車は、意外と座れる。
混んでる電車は好きじゃない。
好きな人は、あんまりいないかな？

窓の外をみると青空に白い雲が浮かんでいる。
『暑そうだな。』
そのまま視線を下げると・・・視線を下げなくても視界に入っていたかな？
日が当たる側の席に座っている人を見ると、暑そうに見える。
日よけをおろしてあげたくなる。

それでも、気持ちよさそうに寝ている姿をみると邪魔をするようなお節介は、申し訳ないよね。
でも、疲れてるんだろうなぁ～。
だからこそ、あんなに気持ちよさそうに寝てるのよね・・・。

リズミカルにガタゴト、ガタゴト・・・。
私も眠くなってきた。
あぁ～でも、案件を考えなければならない。
あれやこれと・・・考えているうちに寝てしまった。

リズミカルなガタゴトがなくなった。
あれ？
アナウンスが入ってきた。「・・・緊急停車します。」
『えっ？トラブル？』

なんなの？電車は時間通りに動くのが常識だったのに、
今や電車の移動での時間があてにならない。

帰りに電車だったから良かったけど・・・