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【推薦図書】逆のものさし思考
本を選ぶとき。
あなたが、もし「簡単そうな本」を選んでいるとしたら、それは自分が知っている事しか書いていません。「新しいことが書いていない、そんなこと知っている事ばかりだ」という反応は当たり前です。そのスパイラルを終わりにしませんか。
じゃあ、どんなふうに本を選んだらいいか?
この本をまず読んでみてください。
逆のものさし思考
読み始めは、かなりの強さで打ちのめされます。
本を読み進めながら、頭の中でもう一度自分の理解できるように解釈していく読み方になることでしょう。
つまり、「思考が巡る難しい本」を読むのがおすすめです。理由は、難しいと思われる本を読み続けると、ある共通点にたどり着くからです。
それは「成功ノウハウを植え付ける」のではなく、「優しい社会を作ろうとしている」ということです。
人間の思考がギスギスした世の中を作る
ある事象や意見において、「どちらかだけが正解」「どちらが間違っている」ということは、どうでもいいことです。
すべての現象において、結果がどう出るかは「行動を起こす人」によるし、その行動をどう起こし続けるかによるので。現状その瞬間に対して、正解・不正解を議論する必要もないんです。
でも、やっぱり人間は行動を起こすときに遠回りしたくない。できるだけ自分の時間や労力をかけたくない、なぜなら自分が損したくないから。
そう考えると、ギスギスした世の中になるのって当たり前ですよね。損かどうかは他人との比較で判断する。他人が損をすれば自分が得をできるから他人の損を喜び、他人から得を奪いたくなる。
簡単な本が教えてくれること
自分が簡単だと思う情報、これだけでOK的な簡単ノウハウ本は「今の自分を肯定し、考える思考を奪う」便利なツールだと思った方が良いでしょう。
自分はちゃんと答えを知っていてできている・損していないと確認し、思考を停止させて正解に見える情報をインプットしていることになるのです。
そうすると、答えを教えてくれるであろう知識が思考を奪っていることには気づかない。
「自分だったらどう考えるか」を本気で思考してみよう
簡単で読みやすく自分の考えに近い本を読んでしまっているとしたら、その本心は「効率的だから」かもしれません。
手っ取り早く正解を知って、成功したい。時間がかかる・非効率なことは全部めんどくさい。そう考えつづけると、「効率はお金で買える」と思って大した金額も支払っていないのにサービス提供者に横柄な態度をとることになってしまうかもしれません。
常に自分が提供を受けるサービスに対して競合と比較し、自分が損をしない状態で一番いいサービスを受けるために横柄な態度をとることは、自分の財布から支払う金額の事しか見ていないのです。
そのエゴがその先の人間の多大なるストレスを引き起こしていることには目を向けないって怖いことです。
人間が人間を傷つける動機はエゴから来ている
エゴを振りかざしている認識はあるか?その怒りの感情は本当に必要か?誰かにぶつけることで解決させることで自分に返ってくるとは思わないのか?
そのエゴを助長しようとしているノウハウが出回り、人が集まり、お金があつまっているとしたらそれって怖い。
決して「善人であれ」という話をしているのではありません。良質な情報でしっかり思考する本を読めば、やっぱり社会は良くなっていくんだと思います。
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