<本と交換日記と私> #思春期
私は学生時代から、今もなお、本を読んでいます。でも、本を読むのが偉いとも、読むべきだとも全然思いませんし、私の娘も好んで本を読むことはありません。
<私はどうやって作られたか>
私が学生の頃に急激に本を読む量を増やしたのは、
目の前の世界がつまらなかったんだと思います。
教室での会話「うわさ話、芸能ゴシップ、かっこいい男子ランキング」に興味がなかったんだと思います。
世界が急激に狭いと感じた時から、本を貪るように読み始めた気がします。
目の前に広がる世界から逃げたくなり、
悩みを解決する方法がどこにもなく、
圧倒的に強い情報に支配されそうで怖くなって、
自分の心地いい情報を取り入れないと壊れてしまうと思ったからかもしれません。
<交換日記の始まり>
高校生の時には交換日記をする友達もできました。
それは、「読んだ本の感想を書く交換日記」です。
今思えば、毎日読書感想文を書いてたんです。
通学時間が往復3時間かかる学校に通っていたので、電車やバスの中で1冊読み終わり、家に帰って本の感想を交換日記に書いていました。
どんな厚い本でもほぼ1~2日で読み終えていました。3人の交換日記で、毎日次の人に回すルール。おそらく速読の能力はここでかなり上がったと思います。
本は解釈も結末も自由で良く、どれだけ会話を続けても人を傷つけることがありません。だから私は本について考えたことを話すことが楽しいと思っています。そしてまた誰かと読んだ本の話をしたい、そう思います。
毎月読んだ本から10冊を1記事noteにアップしています。
あの日の交換日記と同じ気持ちで楽しく書いています。
私の自由な感想と、オススメポイントですが、誰かの選書の役に立てばこんなに嬉しいことはありません。
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