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病とストレス②

※画像は「食のパラドックス スティーブン・R・ガンドリー著、白澤卓二訳 株式会社翔泳社」様よりお借りしました。


 画像の本、おすすめらしく知人より借りております。知人はSLE(膠原病の全身生エリテマトーデスその他合併疾患)を主な疾患として持つ。発症は私とほぼ同時期の2020年1月頃のことであったらしい。
 このところ、私の病に関してあまりにも困難な状況が多かったのを見て、彼女は自身も膠原病を発症していることを打ち明けてくれた。

「理解者がいた。」

 一時期は死ぬことばかり考えるほどにノイローゼ気味になっていたが、彼女の登場で私の内的世界だけではなく、私の周囲までもが態度を変え始めた。難病という、未知の領域に関して周囲からの一定の理解を得られるようになった。
 しっかり生きてきた、彼女の功績と人徳でしかない。彼女が理解者として名を上げてくれたことでまた生きる力を見出した。
本当に情けないほどに、色んな人に、また色々な力に助けられてばかりである。

この恩をどうやって返していこうか。

 さて、画像の本と知人の話しに戻るが、彼女は発症してから入院となったそうだが、ステロイド治療に激しい抵抗があったため、入院先の都内の大学病院で一切のステロイドかつ免疫抑制剤を使用した治療を断固拒否しそのまま退院したそうだ。

 その入院時にあらゆる本を読み漁り、この本に出会ったとか。「入院の時、相当辛かったけれどそれでもステロイドや免疫抑制剤を拒否する私はだいぶ変わり者だと思われたかもね」とクスッと笑いながら話していた。

死ぬかと思うほどに辛い症状だったらしいのだが、それでもステロイドと免疫抑制剤は拒否し、なんとか苦しい時期を乗り越え退院したらしい。もの凄くたくましい精神力の持ち主だなと思う。

 その後は入院先であった大学病院に定期受診をしながら、主に漢方薬と上記の本の内容を元にし生活を送っているそうだ。

 私に完璧にこの本の内容が実践ができるかはわからないし、万民に当てはまるとはかぎらないけれど一読の価値はありそうだ。

 膠原病に限らず、自己免疫疾患、アレルギー体質等、様々な方に手に取って読んでもらっても良さそうだなと感じる。

 さて、「病とストレス」の関連についてだが、今回は#副腎皮質機能低下症(副腎不全)の発症について記す。

 診断がおりたのは2022年6月であるが、2021年11月頃から明らかに体調が悪化していた。
ステロイドを服用しているのに全くダルさが取れない。起き上がれない。2時間ごとに休憩しながから家事をなんとかこなす始末。
 朝方には身体の痛み痺れに震え、動悸が連日のように襲ってきた。
それでも家事をこなさなければ、夫(現在は別居中)はあからさまに不機嫌になるので必死でこなしていた。しかしそれでも不満だったようで、喧嘩も増えていった。
 そんな毎日が続き体調のしんどさのあまりに夫へ、家事が以前よりも出来ていないことへの詫びと、自分(夫)の仕事の準備は自分でしてくれないかとお願いの手紙を書いた。

やや不満そうに手紙を読んだ感想を話してくれ、「分かった、自分の事はなるべく自分でやるようにする」と言ってくれホッとした。

しかし、それも束の間。3日ほどで以前の状態に戻り、自分の仕事の支度をしなくなった。
しわくちゃのシャツにズボン、汚れた靴にカバン。それで出勤するのであった。

信用度の高さがモノを言うような職務であるのに、その格好ではダメでしょ。。。

暗黙の了解のようにして、夫の翌日の支度、息子の支度を含めた家事をする生活へたった数日で戻ってしまった。

身体がついてゆかず、真夜中3時頃まで起きて家事を終わらせ、6時過ぎには起きて朝ごはんやらの支度に見送り。

毎日死にそうだった。

 それでも受診時には、家庭の事情を話さずにいた。原因は無さそうなのに、体調が悪くなる一方なので主治医は毎回首を傾げていた。

 転機は2022年4月。
夫が突如発狂し、警察沙汰になったあの日だったと思う。

あの日以来、精神的にも身体的にも益々悪くなっていった。病院へ行く回数も増えた為、これまでの事を主治医に話さざるを得なくなった。
ある日主治医が言った。

「気になる事があるので詳しく検査しましょう。」

 それは、副腎皮質ホルモンが正常に排出されているかを確認する検査であった。

通常、人体の機能を維持するために必要な副腎皮質から排出されるとあるホルモンの下限値が7であるとすれば、私の結果は1.5であった。
 いわゆる「いつ息が止まってもおかしくない状態」との説明であった。
「クリニックまでよく無事に普通に来られましたね。普通は3くらいを切ると、誰かの支えなしではまともに歩けないです。」とも。

 そして、もしかすると一生ステロイドが欠かせないかもしれかいとも言われた。
命に関わるからだ。

(奇跡を信じる系の私はいつかステロイドも不要になると信じているのだが。)

 と、ざっくり?私の副腎皮質機能低下症がわかるまでのいきさつを書いた。

 最初に出てきた全身性エリテマトーデスの彼女も、発症まではかなりの無理をしていてそれを一人で抱えていたらしい。
頑張りすぎている、という自覚が無いほどに頑張っていたようだ。

 健康を失って再三に渡って感じ、皆さまに伝えたいと思うのは、

適度なストレスは必要だが、
心や身体が無理とサインを出し始めた事に気付いたなら、
ぜひその声を大切にしてほしい。

 無理だ。と思ったら、逃げ道を探して逃げて欲しいと思うのだ。

なんに関しても。

何もなくても生きるのが大変な時代だからこそ、何もしなくてもハイストレスな中に生きている人が多いのではないだろうかと思うからだ。

できることなら、

力を抜いて流れに身を任せ、
なるべく楽に
なるべる楽しく
なるべく自分を大切に、他と比べない。

一度きりの自分を楽しんで。

こんな時代だからこそ。

若い方たちを見ながら
おばちゃんは思うのであーる。


あらあら、長くなっちゃいましたね。

では、今回はこの辺で。

長い長ーい
独り言でした。


お読みくださる方がいらしたら、感謝です。

どうぞ、よい毎日を。

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