季節はずれのシーサイドホテルにて 100 北欧の街角で 2021年4月2日 01:03 多忙の4月に入る一日前に休暇を取ろうと以前から計画していた。計画していなかったことは、この日が大雨に見舞われるということであった。 わざわざ車をレンタルしたので、悪天候だといってそのまま退散するのも不本意であった。そこで近くのホテルで雨風を凌ぐことにした。無人のレセプションが季節を感じさせた。 予約はしていないがコーヒーぐらいは頂けるかと打診したら、バーに通された。客は見えなかったがバーテンダーは忙しそうであった。 化粧けの全くない給仕の女性が注文を取りに来た。メニューも何も無かったがとりあえずコーヒーとキャラメルプリンを注文した。価格だけは高級ホテル並みであった。 1700年代からいろいろなかたちで存続していたホテルである。家具調度品の一つ一つに重厚さが感じられた。 バルト海を臨むこのシーサイドホテルは、夏は旅行者とボート所有者で賑わう。ところどころに飾られた花木の写真を百枚近く撮影している旅行者が追い払われなかった所以は、今が季節外れだからかもしれない。 この記事が参加している募集 #この街がすき 48,460件 #写真 #この街がすき #ホテル #スウェーデン #コーヒータイム #バーテンダー #ストックホルム #北欧暮らし #季節外れ #バルト海 #シーサイドホテル 100